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休職した理由・リワークとは

去年はほとんど休職をしていましたが、6月から病院のリワークへ通っていました。休職した理由やリワークのことについて、まずはざっくり書こうと思います。


休職した理由は


これを自分の言葉で説明することが昨年の一番のミッションでしたね。

年々多忙化する業務、多様化する住民ニーズへの対応、
人事異動のたびにシャッフルされる人間関係、慣れない仕事、
自分らしく生きられないことへの不満。

一番大きいのは仕事を理由にして、
自分がやりたい・やってみたい!と思ったことを見ないふりをして、
いつの間にか諦めてきたこと。

そうしたことの蓄積が、ある日突然、
朝起きられなくなり「もう無理だな・・・」と思い至った
最大の理由だと思う。

あとは、30代になってから
「これからは楽に生きたい。楽しく生きたい」
と思うようになったことも大きいと思う。

さらっと休職の理由を書いてみましたが、実際は、
もっといろいろとたくさんのことを考えて考えていて、
考えるのが疲れてしまって長すぎるのです。
なにせ、退職を決断するのに8年も悩んでいるのですから。

ただ、その8年という時間も実はちょっと短いなという気もします。
自分の生き方がわからず、納得できる自分らしさについて悩み始めたときを
振り返ってみると、どうやら中学生くらいに遡るようですが、
その話はまた別の機会にします。

リワークとは

リワーク、リワークプログラムは、一般的には「職場復帰支援」などと言われますが、その詳細についてはここでは省略します。
あくまで私自身の経験による「リワーク」を私のnoteでは書いていきますので、気になった方はインターネット検索や専門の本をお調べください。

まず、リワークに定期的に通うことで生活リズムが整う。当初、リワークに通い始めた段階では起きる時間がバラバラであったが、9時半までに病院へ到着するようにしたことで、決まった時間に起きる習慣ができた。

レポート「リワークの効果と可能性について」より

当院のリワークが結構穏やかな雰囲気なので、時々趣味の集まりなのかなと錯覚してしまうことがある。【中略】

当院では、みなさんそれぞれいろいろなことをやっているので、そもそも比較することをしないし、むしろ他の人が取り組んでいることに興味を持って話し掛けたりすることもよく見られる。これまでの学校や職場にはなかった環境であり、不思議な場所だなという感じである。

レポート「リワークの効果と可能性について」より


上に引用したのは、私が通っていた病院リワークで私自身で作成したレポートから引用したものです。

リワークにもいろいろな形があり、雰囲気も違うためなかなかイメージが難しいと思いますが、私のところでは、

最初は週2~3日午前中のみから開始して、4日、5日と増やしていき週5日一日参加することをめざしていました。
時間は9:30~15:00。参加者は日によりますが、10~13人ぐらい、
年齢は20~50代、男性8割女性2割の割合で、男女は別室です。

リワークをどうやって見つけたのか

私はネット検索で精神科病院を探しました。
自分の住んでいる市で予約が取れるところがなく、隣の市も調べてみたところ今通っている病院のホームページを見つけました。

手作り感のある、ちょっと体裁の整っていないホームページでしたが、
なんか雰囲気がいいかもと思い、とりあえず電話をしました。
そうしたら、担当の方が女性の方でやさしい話し方をされていて
とても安心しました。

リワークに来る前は別の病院に通院していたのですが、
2週間に1回、5分だけの診察で薬の調整をするだけで味気なく、
主治医の先生と話していてもなんか自分を責められているような
気がしてなんかいやだな~という感じ。
ただ、次回の診察時になんとか
「リワークに行きたいので病院を変わりたい」と言えました!

それからすぐ電話をしてリワークの見学をしました。
最初見学に行ったときは怖かったですね。今思うとちょっと笑えますが。

リワーク当初、集団で過ごすことに緊張して周りを見る余裕がなかったが、慣れてくると集団に属していることに安心感を感じるようになった。そうすると、自然と周りの方たちを見られるようになり、コミュニケーションを取るきっかけも生まれるようになる。

レポート「リワークの効果と可能性について」より

穏やかというか静かなリワークで、
「これならやっていけそうかも」
その時漠然と感じたことが決め手だったと思います。

私がリワークでやっていたこと


読書、散歩、ジグソーパズル、参加者の方とのお話など。
ほかには、絵を描く人、勉強する人、切り絵をやる人、ユーチューブに投稿する動画を編集する人、みんないろいろなことをしていましたね。すごい!

突発的に屋外作業にも参加しました。夏の流しそうめん、おもちゃの金魚すくい、作物の種を畑に植える、柿の木から実をもいで収穫 など。。

どれも強制はありませんでした。参加するもしないも自由なんです【重要】



なお、本文の内容について、個人や病院を特定しないよう、一部事実を変えている部分もありますがなるべく事実に沿って書いています。

休職をするまで、リワークプログラムのことを全然知りませんでした。
もっと、社会的にリワークが認知され、休職をしてもだれもが再チャレンジできる世の中になってほしい。

そんなささやかな願いを込めて、私の拙い経験ではありますが書かせていただきました。

リワークについては、もっともっとエピソードがたくさんあります。

折を見て、いろいろ書いていきたいと思いますので、
また是非読んでみてください。ありがとうございました。

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