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見えないものは考えられない

いつも聞いている木下斉さんの有料放送。
認定NPO法人育て上げネット代表工藤啓氏との対談で若者支援について話をされています。

若者の支援って聞いたことはあるし、自分ができることはなんだろうと考える分野でもありますが、ただ、自分の身の回りにいないので、現実味がないのです。



自分の視野の狭さ

数年前、自分の子どもの子育てが落ち着いた頃、子どものとりまく環境の厳しさを耳にし、心が痛くなり、なにか自分でも出来ることがあるんじゃないかと考えていた時期がありました。

千葉県で生活していた頃、10代を応援するカタリバという教育NPO団体に毎月の寄付をし、報告会にも参加したことがあります(今はやめています)。あとは、児童養護施設の昼食づくりに月に1回ですが行ってみたり。

子どもの教育機会が平等にないことに対して、なんとかならないのか、そんな気持ちをいだき、微力ですが、その時の自分が無理なく出来ることをしていました。

それでも、正直、自分のまわりに貧困を抱えている子ども、居場所を失っている子どもはいないので、イメージがつきにくかったという気持ちはあります。

やはり、見たことがないことというのは、現実味がうすく、考えることは難しいものです。

つまり、問題を抱えている子ども達と、普通に生活している子ども達、親も含めてまったく交わっていないことが一番問題なのだということです。だから、いかに今の現実を多くの人に知ってもらうか。自分ごととして知ってもらうかが重要になってくるのだろうと思います。

障害者に対することも同じ

仕事柄、障害者の方や高齢で認知症がある方などは、自分の身近で接する機会があったりします。高齢者虐待なども時々耳にします。

でも、医療、福祉に携わる人でなければ身近に関わることはないのかもしれません。

そうすると、やっぱりここでも同じ問題があるのだろうなと、ふと思ったのです。障害を持つ人とそうでない人が交わらない世界、だから、世の中が優しくなれないのかもしれない、ふとそんなことが頭をよぎりました。

障害を持つ子どもは、普通の小学校に通うハードルが高いことも、それを表していますよね。

私が出来ること

この有料放送にはすごく考えさせられまして、繰り返し聞いているのですが、まだ十分に落とし込めていません。

でも、若者支援に20年以上携わっている工藤さんの視点が素晴らしく、若者の将来に希望が持てるなぁと思えました。

ついつい一般的な価値観で考えがちですが、一人一人の得意をみつけてマッチングしていく、貧困をおこさないための学生の時からできる取り組みの例など、とても勉強になる内容でした。

そして、私は何ができるでしょうか。

まずは現実を知ることからでしょうか。見えないものは考えられないですからね。

そして、あとは寄付ですね。無理ない範囲で。

一人一人が少しの支援を行うことで、大きな支援になると信じて、私なりにできること考えていきたいなと思っています。


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