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ビジネス上で活用される【SDGs】が経営ツールとして大きいな存在になった理由

「SDGs」はきっと誰しもが聞いたことがある言葉ではないでしょうか?

SDGsとは、【Sustainable Development Goals】の略で、「接続可能な開発目標」という意味を持ちます。環境に限らず、社会や経済の面でも取り組みを促すものであり、我々が生きる温暖化の時代にとって、非常に重要なもの。


数年前から話題に上がるようになったSDGsは、モノを使わないようにするような仕組みです。「節約」「海をきれいにする」「節電」のようなものが含まれています。日常生活の中で多くの人が意識していること。実は現在、さらに大きなムーブメントに繋がっています。個人での活躍が多く取り上げられるSDGsですが、企業はより大きな貢献が可能になります。

SDGsが一段と奥深くなるのがまさに企業なんです。

企業の役目は環境に与える影響を最小限に抑えることです。
省エネルギー、リサイクル、CO2排出削減、自然資源の保護などが例として挙げられます。

そして、企業は社会的問題に取り組むことも求められており、貧困や飢餓の解消、教育や健康の促進、ジェンダー平等にアプローチすることが主な取り組みとも言えます。社会貢献をすることでこのような取り組みと大きく繋がってきます。

例えば、教育支援や災害支援の活動、人権尊重の方針やCSR活動があります。そうすることで、CSR活動に限らずブランドイメージの向上や売り上げ増加などが可能となります。それだけでなく、社会や環境に対する貢献を通じて、社会からの信頼と評価を得ることもできます。

環境保護や社会貢献をするだけがSDGsの目的ではなく、企業自身の接続可能性にも繋がります。例えば、環境に配慮した製品開発や再生可能エネルギーの利用を通じて、企業は新たなビジネスチャンスを見出せます。

ターゲットも明確にすることもできます。例えば、環境に配慮した製品開発に取り組むことで環境問題に敏感な消費者からの支持を得ることも可能です。その他にも再生可能エネルギーの利用に取り組むことで、企業はエネルギーの自給自足を実現することも可能になるかもしれません。


すなわち、環境や社会問題の解決に貢献することは企業自身が可能性を広げることができるようになるということです。
企業にとっての特権はもちろん、従業員のモチベーション向上や採用競争力の向上など、社内外にとっては多くのメリットがあります。

今後も深刻化することが予想される問題に対して積極的に取り組むことで、社会的責任も果たせますし、ビジネスへの長期的な影響も大きいはずです。

企業もSDGsの17項目のうちの数個に焦点を置き、企業状況と重ねることでどの問題をどんな風に解決できるかを見出せます。エネルギー再生という大きな解決法もある中、日々の積み重ねも企業にとっても肝心なポイントとなります。
企業が取り組むSDGsへの貢献の中で主に製品開発と関わる例を挙げましたが、他にも日々の業務の中で取り組める貢献方法もたくさんあります。

重要な取り組みとしては自らの業務プロセスにSDGs経営を活用することです。

省エネルギーの取り組み、廃棄物のリサイクルはもちろん、社員の労働環境に配慮した取り組みも必要不可欠になってきます。労働環境の中で、ワークライフバランスの改善、ダイバシティの推進も該当します。そのように貢献することで、社内外のイメージアップも期待できます。

他にも例を挙げると、サプライチェーンにおいてもSDGsに配慮する必要があります。サプライヤーの選定において、環境や人権という観点から厳格な基準を持つことが求められています。
そして、サプライヤーとの協力関係を深めることにより企業も他社に対してのSDGsへの取り組みを支持することもできます。

以上のように、日々の業務の中での努力や開発中に活かせる貢献、取引先に及ぼすSDGsの影響を及ぼすという取り組みが揃うことでより社会貢献といえるでしょう。何年もかけて温暖化など深刻な問題となっているため、SDGsを活用し一朝一夕で解決されるようなものではありません。

そのため、SDGsに関する情報を把握すること、従業員の教育・啓発など様々な準備を進めなければなりません。

企業、従業員、取引先、環境全てにおいて貢献できるSDGsを経営に取り組むことで、生産性も上がり仕事が捗る可能性があります。これも一つのデザイン思考を活用できる取り組みともいえるかもしれませんね。


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