見出し画像

ホワイトデーは手段そして文化を表してる説に関して

ホワイトデーはきっと日本でもなじみのある1日ですね。
バレンタインデーは女性から男性へ。そしてホワイトデーはそのお返しで男性から女性にチョコを贈る日。

毎年、当たり前のように、デパートやチョコレート屋さんに行き、大切な人に本命チョコ、職場の人に義理チョコなどを贈るような日。ではそもそもなぜバレンタインに付け加え、ホワイトデーもあるのか立ち止まって考えることありますでしょうか?

チョコレート=戦略ということが始まりでした。
私生活でもビジネスでも当たり前に受け入れられるようになったのも、多くの企業が販売促進に利用し始めたからです。

正確な起源の説は様々ありますが、主に3つが主な説となっています。

①マーシュマローの輸入がきっかけ?
マーシュマローの日があることを知っていますか?しかもアメリカのマーシュマローを贈り合う文化が昭和30年代頃から日本独自の文化として定着しました。アメリカの文化や流行が日本に影響を与えるようになった1960年代頃にアメリカから日本にマーシュマローが輸入されました。その輸入がきっかけで日本でもバレンタインの返礼品としてホワイトデーに男性からマーシュマローを贈られるようになりました。日本では、お世話になった方に感謝の気持ちを伝えるために贈る菓子折りや、アメリカではバレンタインの時にチョコレートを贈るという伝統が交え、日本人がホワイトデーにチョコを贈るという習慣もより根付くようにもなったとのこと。

②マーガレットの日本への伝来説も!?
2つ目の説によると、1958年に発売された女性向けファッション雑誌「創英社」の編集長である清水宏が「マーガレットデー」について提唱していたことがスタート。その「マーガレットデー」に合わせ、3月14日に男性から女性に花を贈ることが推奨されるようになりました。その後、マーガレットのお花に加え、お菓子も贈られるようになり、いつの間にか日本独自のホワイトデーの文化ができたという説もあります。

マルシェ・デ・ブロス説
こちらはフランスの「マルシェ・デ・ブロス」という行事が起源です。3月14日に子供たちが両親や師匠に感謝の気持ちを込めて恩貸しをする習慣。そんな習慣が輸入されたようで、贈り物で恩返しという風にホワイトデーにも習慣づけされるようになりました。


以上の説がある中で気づく点もあるかと思いますが、ほとんどの説は外国の習慣が輸入され日本で成り立つようになりました。
しかし現在では日本とわずかなアジアの国にしか実施されていないホワイトデー。なぜそんなにもアジアの国に定着するようになったのでしょうか。

その理由は日本の文化や歴史的背景に深くかかわっています。


今ではテレビでチョコのCMなど見られますが、実は明治維新前から武士の間では贈り物を通じて交流を深めることが重要視されていたようです。それだけでなく、明治時代にも西洋文化がきっかけでクリスマスやバレンタインといった祝日も国中に浸透されるようになり、輸入される文化の定着もどんどん受け入れられるようになりました。


お中元やお歳暮という形でビジネスでもホワイトデーの行事があることを知っていますか?日本の企業同士や社員と取引先同士の関係を深めるためのホワイトデーのプレゼント交換が一般的になったようです。

そんな風に需要が固まったからこそ、メディアを通じての販売戦略も強化されました。

最近では、「男性向けのお返し」も増えていて、ホワイトデーの概念もどんどんと進化しています。チョコレートを渡し合うための日と思われていた日が「肉の贈り物」「ケーキ」「ビールや日本酒」という贈り物の種類が増えるほど。「手作りもの」をお返しとして贈ることも流行ってきました。ホワイトデーは「チョコで恩返し」ではなく、日本文化である「恩返し」をするための手段。


目上の人を重んじる、恩返しするという文化があってこそ日本ではこうして今でも毎年ホワイトデーが実施されると考えられます。


現代でも昔からの伝統は守り続けられていますね。視点を変えてみると自身の中で目の前に対してのものに違う概念が生まれるかもしれません。


そんな恩返しの日に備えて、3月9日にはホワイトデー用に失敗しないお返しの選び方についての講座を実施します。なぜなら、社内のチョコレートエキスパートが講師を務めているからです。ケーキもお菓子の話も出て、チョコの起源やホワイトデーとの関連性も聞けちゃいます!

SOURCE: