【転職】できるだけ多くの企業に応募するのは正解?
下手な鉄砲、数打ってはならない。
「できるだけたくさんの会社に応募しましょう!」と、転職エージェントに言われたことがある方、多いのではないでしょうか?
はたして、転職のときにはできるだけたくさんの会社に応募するのは、本当に正解なのでしょうか?
今日は、このテーマについてお伝えしていきます。
ネット情報や転職エージェントからのアドバイスで、
「転職活動でもできるだけたくさんの会社に応募した方が、転職活動が成功する確率が上がる」と書いていたり、言われたりします。
でも、結論から言えば、多くの人にとって、はあまり有効な方法ではないと言えます。
新卒の就職活動のとき、100社ぐらいにエントリーして、20社か30社の会社を受けた記憶がある方は多いのではないでしょうか?
なので、転職でもたくさんの会社の選考を受ければ、それだけ合格する確率が上がって成功しやすいのでは?と思うかもしれません。
でも、そこが転職の落とし穴なんです。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ではいけないんです。
たくさんの会社に応募しない方が良い人はどんな人?
たくさんの会社に応募しない方が良い人は、このような人です。
在職中の人
転職を急いでいない人(良いところがあれば転職するぐらいの温度感の人)
転職軸がしっかり定まっている人
このような人たち、つまり、割と多くの人が、たくさんの会社に応募しない方が良いということになります。
それはなぜなのか?
多くの会社に応募しない方が良い理由は下記の3点です。
条件を絞ると、実は応募できる企業は多くない
時間的な制約がある
軸がブレてしまう
1つ1つ、説明していきます。
1.実は、応募できる企業は多くない
転職の際には、色んな条件を求めますよね?
勤務地
仕事内容
年収
職種
業種
働き方(リモート、フレックスなど)
休日
会社の考え方
「どんな条件でも、どんな仕事内容でも大丈夫!」という人はほとんどいないと思います。
新卒の就活であれば、そもそも社会経験もないし、職種も業種も選択肢は無限大にあります。
ですが、転職ではそうはいきません。
色んな条件で絞り込んでいくと、必然的に選択肢は少なくなっていくのです。
2.時間的な制約がある
当たり前と言えば当たり前ですが、働いている人はだいたい1日8時間は仕事をしています。
1日24時間の中で、3分の1が仕事です。
仕事をしながら転職活動をするには、その8時間以外に時間を捻出しないといけません。
その限られた時間の中で、企業の面接を受けないといけないわけです。
(一部、リモートワーク中にWeb面接を受ける…などはできますけどね)
たとえば、10社に応募したとして、10社から面接に呼ばれたらどうなるでしょうか?
10社と面接日程の調整ができますか?
その10社について、1社1社会社のことを研究して理解できますか?
1社1社の面接対策は十分にできそうですか?
おそらく、スケジュール調整だけでもいっぱいいっぱいになります。
もちろん、書類選考が全部通る訳ではないにせよ、一気にたくさんの会社に応募すると、わけわかんない感じになっちゃうのは、想像できるかと思います。
3.軸がブレてしまう
10社も20社も応募してしまうと、自分が本来求めていた転職への希望、つまり転職の軸がブレてしまう可能性が非常に高いです。
本来、何のために転職をしたかったのか?
転職して何を実現したいのか?
応募する10社、20社はどれも、自分の軸に沿っているのか?
たくさんの会社に応募するうちに、一番大切なことを忘れてしまって、面接を受けて合格することが目的になってしまう。
これでは、本末転倒ですよね。
たくさんの会社に応募した方が良い人は?
とはいえ、例外もあり、たくさんの会社に応募した方が良い人もいます。
それはズバリ、
1日でも早く就職をしないと、資金が尽きてしまう人
失業してしまったが、家族を養うために何が何でも働かないといけない人
こういった、正直「軸」とか「目的」とか言っていられない、切羽詰まった状況の人もいます。
でも、こういう状況にならないように、
ある程度生活防衛資金を確保しておく
失業保険をもらう
家族にも働いてもらう
など、対策できることはけっこうありますよね。
転職活動は、できれば余裕がある状況でしたいですね。
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