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備忘録的な紐付け知識学 ~三日坊主頑張る編~ しょの81

 「ジャガイモってアンデス原産だったよね? 1700年代ごろに中国に入って来たはず」
と言うコメントが、「薬屋のひとりごと」の海外の反応サイトに載ってました。
「この人はアニメのどのシーンを見てジャガイモと思ったのだろう?」
と興味が湧きました。
アニメだと丸い芋らしきものが出ていました。食糧庫が焼けて黒焦げになった芋でした。
形がジャガイモに似ていましたが、これを見てジャガイモと思った?
で、英語の字幕を見たら(potato)となっていました。
それで、あの黒焦げの物体をジャガイモと思ったのかも?
 英語のPotato(ポテト)は、芋全般を指してポテトと言うらしいです。
でも大体はポテトと言ってたらそれはジャガイモを指すそうです。
さつまいもはスイートポテト、長芋はロングポテトです。
でも、里芋はTaro(タロ)です。

 ジャガイモがヨーロッパに入った頃は、見た目の悪さで敬遠されていたそうです。しかも、種からではなく種芋から発育するのが、聖書の教えに反すると言う事で「悪魔の植物」とも言われていたとか。今の欧米の人ご免なさいですが、中世の出来事とか読んだり聞いたりすると「えっと、⋯馬鹿なの?」と言いたくなることが結構あります。
 でも、寒冷地でも育つジャガイモはヨーロッパの寒い地域で普及します。
ドイツの北の方とか、それこそ食文化が変わってしまうぐらい根付きます。
小説の「異世界居酒屋のぶ」の古都アイテーリアなんか まんま昔のドイツ北部で、冬になると飽きる程ジャガイモを食べると描写されています。
 ヨーロッパでジャガイモが普及した背景には、救困作物としてジャガイモを根付かせたいと言う考えもあったと思いますが、
領民がジャガイモを食べれば、その分 麦の年貢と言うか取り分と言うかそんなものが領主側に余分に治められると言う思惑もあったみたいです。

そんな無理しなくて良いですよ。