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ペルソナ3リロードやっていて考えたこと①

 サムネの画像はファミ通さん(https://www.famitsu.com/news/202306/12305877.html)から引用しました。
 最近発売されたゲーム、ペルソナ3リロード(以降P3R)をやっている。楽しい。序盤のモノレールに出てくる敵を倒した辺りなのだが(原作はPSP版をプレイしてクリア済み)。楽しい(二回目)。
 このおもしろさはどこからくるのか。つらつらと書いていこうと思う。

UI

P5で味をしめたアトラスくんは今回のP3Rでもやってくれましたよ。ぐりんぐりんと画面は動くあの酔いそうなペルソナ5のUIよりは控えめになったけど、オシャンティさはP5の要素をちゃんと引継いでいる。UI専用の3Dモデルまで作ったらしいからアトラスは本当に変態(ほめてます)。ボタンを押したときの感度の良さとか全然もたつきがなくてサクサク動く。青が基調となっていて配色も3つ以上使わないようにしているのとか、総攻撃フィニッシュの目を背景の色と同じにして、視線誘導を顔のほうにするのとか、参考になりすぎる。今度もうちょっと触ってUIだけの記事を作ろうと思います。

出典 https://www.famitsu.com/news/202311/29325647.html
出典 https://p3re.jp/


出典 https://www.famitsu.com/news/202311/29325647.html

順平の劣等感に共感

 ペルソナ3の主人公は明らかに選ばれた人間である。本来は一人一つのはずのペルソナ(スタンドみたいなやつ)を複数使い分けることができる。改めてやるとこんなんチートやんと思ってしまい主人公だけど共感できない。そんな中で、作中の登場人物である伊織順平(いおりじゅんぺい)君はわしら凡人の気持ちに寄り添ってくれるぼんくらさを持っている。具体的に言えば主人公に嫉妬したり、嫉妬したり、嫉妬したり。
嫉妬じゃん。
順平君の自分の中身のなさを軽薄をまとうことで隠す感じ、あーこういうやつ高校の時いたなと懐かしくもなった。実は滅茶苦茶内面に複雑なものを抱えているのは外目に見てもわかる。順平君の帰宅部なところとか、ゲーム好きなところとか、あんまり頭が良くないところとか、世界の運命がうんたらかんたらみたいな言葉に直ぐに浮かれてしまうところとか好きよ。「まあ別にいいんどけどよ」といいながらジェラってるところとかもいい。

撮影

 これはあまり指摘されていないことだと思うのだが、3Dモデルをに当たる照明の光源の色がキャラクターのシルエットにぶおーんとなっているやつ。あれって非常にアニメ的な手法である。確か手法を意識的に取り入れていたのは新海誠の「言の葉の庭」だった。青々と茂る新緑ヒロインの雪野のシルエットに投影されていてうっとりとするような瑞々しい美しさがある。ほら輪郭の部分。

出典 https://www.kotonohanoniwa.jp/page/product.html

最近だと呪術廻戦とかね。
そしてペルソナ3R。

出典 https://p3re.jp/

 

出典 https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/230823p

順平(あごひげ)君の肩の部分を見ればわかるように若干緑掛かっている。

 このように、撮影の技術のおかげでP3Rの画面は大変リッチで、高級感のある仕上がりになっている。また、キャラクターの3Dモデルがペルソナ5の時よりも進歩しているため、ムービーとして見せられても作中のアニメーションに全く劣っていない。寧ろ勝っていると自身は感じた。コミュの時の走っているシーンのキャラクターアニメーションには違和感あったけど。そんな具合でプレイしていて画面の官能的な美しさにしばしばうっとりしてしまった。UE5(Uneral Enigne 5)ってやぱすごい。

ボスのデザイン(プリーステス)

 そのモノレールに出てくる敵のデザインが物凄く好きなのだ。
 なんか、退廃的でエロティックな感じが非常にいい。しかも股ガン広げである。はしたない!しかもムービーだと舌なめずりしたりするし、高笑いするし、悪女感凄い。これは自分の勝手な解釈なのだが順平の劣等感にこのボスは気づいていて、それをわかっていながらわざと順平にちょっかいを出していたのではないか。この悪女のシャドウ(ボスのことね)は絶対わかってやってるんだよおおおお!順平の主人公への嫉妬に気づいててええええ!
 P3のボスの人間の悪意を塗り固めたようなデザイン。いいね。

出典 https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/230823p

色々書いてみたけどまだまだ魅力は語りつくせない。次回に続く!

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