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日常の中で感じたこと、考えたこと〜ヨーガ哲学と占いのよもやま話 その3

先日、こんな話を聞きました。
知り合いの中学生の息子さんが、修学旅行先でラフティング体験をする事になっていたのだけど、
ゴールデンウィーク前後のラフティング転落事故の報道で、
保護者さんからの要請により、ラフティング体験を取りやめ
いつでも体験出来るようなアクティビティに変更になってしまった、という話でした。

事故で、尊い命を無くしてしまった事に関して、ご冥福をお祈りすると共に
その事故を未然に防ぐことはできなかったのか?
そういう思いは、私だけでなく報道をご覧になった皆さんが、お持ちになったのではないかと思います。

この事故の報道をきっかけに
学校側や保護者さんたちが事故をよく調べた結果、
アクティビティをキャンセルせざるを得ないという判断に行き着いたのかもしれない。
当事者ではないので、実際のところはどうなのかわからないのだが…

この話をきっかけに、私が思った事を占星術と絡めながら書いてみようと思います。
当事者を批判したり、またそのような考えを持つべきでない、と言いたいわけではなく

一人一人の物事の見方や考え方は一つではなく、沢山の物事の捉え方がある中で

あ、そういう意見を持つ人間もいるんだな

くらいのつもりで、読んで頂けたらと思います。



学校という日常を離れ、学校では体験できない事を体験するいい機会だったのに…という意見を持つ親御さんも実際のところいらっしゃったかもしれません。
子供達にとっては、とても残念なことだったのではないか、と思います。

私自身も、子供を育てたという経験があるから、危険要素のある事を、出来れば自分の子供から遠ざけたい、という思いや、
学校側の、何かあってからでは遅いから…という危機管理的な思考も、とてもよくわかるつもりでいます。

今回のラフティングの件だけでなくて
子供のことを思って、
できるだけ危険のないように配慮する事って
親という経験をされた方なら、
誰でも考える事だと思うんです。

だけど敢えて言わせていただくならば
いろんな事を体験する権利が子供達にはあるのだ、ということ、
そして、なかなか経験出来ないことを子供たちにさせてあげるのは、親を含め大人たちの義務なのではないか、と思ったりもする。

なぜなら、私たち大人も、子供という時代を経て今に至っていますが
おそらく誰もが、その時その時でまだ経験したことのない体験を積み重ねる事で、
いろんな人たちの気持ちを理解する事ができたり、
立場や生きる環境の違う人たちがこの世界には存在していて、
自分が考える常識というか、当たり前だと思っている事が、実は立場や場所が変われば当たり前でなくなる、という事を未知なる体験の中から少しずつ学んで大人になったんだと思うんですね。

そういう体験をさせてくれたり、その体験をしている最中見守ってくれていたのは、その時の私たちから見た、大人たちだと思うんです。

そんな事を含めて
今、大人である立場の私達は、
どう行動することが本当の意味で子供たちの為になるのか?
世界が昔よりも大きく広がった分、
いろんな立ち位置に立って、あらゆる目線で物事を見て考える必要があるから、
判断するのに、とても迷うことも多いと思うんです。


子供って本来伸びやかでしなやかで純粋な存在です。
それをそのまま守って大人にしていくのが、大人の役目ではないと私は思う。
子供に、生き抜く力を、自分自身を輝かせる術を、自分で身につけていけるように導くのが大人の役目なのではないか。
ガチガチに守られすぎた子供は、自分がどんな事が好きなのか、何に心がときめくのか、自分が本当はどんなふうに生きていきたいのか、いずれわからなくなる。


西洋占星術では
私たち一人一人に
10個の天体が内蔵されていて
生まれた瞬間にそれらの星たちが、どんな配置になっているのか?を見る事で

どのようなキャラクターを持っているのか
どんな事に得意意識を持っていて
また、どんな事に苦手意識を持っているのか
無意識にパッと出てしまう行動や
生きる中で鍛えていかなくてはいけない課題とか
何を大事にしたら自分がどっしりと落ち着き
生きる上での目指したい目標に向かっていけるのか?その方向性は?

などなど
書き出したらキリがないくらいの情報が詰まっているのだけれど

これらのことは
いろんな経験を通じながら
星たちに一つ一つスイッチを入れて
使ってみたり、
星同士を連携させたり
どうしたら自分の持っている星をうまく使っていけるのか?

を学んでいく事で
自分にとって中心となる星"太陽"に最終的にスイッチが入り、光り輝くようになる。

そうなって初めて
自分自身がこの身体と命を使って
やっていきたい事が出来るようになる

のだと私は考えています。

だから、箱入り娘のように
大事に大事に守ってばかりだと
星たちをどんなふうに使ったら、より良く生きていくことが出来るのか

わからなくなっちゃうんですね。

勿体無いと思います。
事実、私自身がそうでした。

守ろうとするのは、悪い事じゃない。
それは人間の本能だから。

だけど、本来伸びやかに育んでいける
そのようなスキルを
ガチガチに封じ込めすぎてしまっては、
本来の生きる目的を全うする方法を、
経験の中から気づいて学んでいく機会を、
子供たちから奪ってしまうと思うんですね。

重ねて言いますが
守ることは、悪いことじゃない
人間は、衣食住が満たされ、
安全でないと生きる力が湧いてこない生き物だから。

子供が守られる事を必要とする時は守り
子供が自分で考え、行動できる力が備わったら
子供の星たちがしっかり育っていくように
いろんな体験をしていくのを

見守るという態度

もとても大事なのではないかと思うのです。

ラフティング体験がどうこう、という事が言いたいわけではなく、

人間にはみんなそれぞれ
いろんな体験をする権利があって
成功という経験をする権利も
失敗という経験をする権利もあるのだということ。
成功からも、失敗からも
学ぶことは沢山あるのだということ。
それらの経験が
私達の内側に内蔵されている天体に
確実にスイッチを入れて
連動し、動き出し
自分自身を生きる事につながっていく事を
頭の片隅に置いておいて欲しいなと思います。

また、このような
日常のなかで、感じたこと、思ったことと
占いとを紐づけた話を
書いていきたいと思います。
よろしければお付き合いくださいね。


Noriko_dipa

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