見出し画像

世界最高峰の美食の街

RWC2023 番外編
その5 Alba Barolo  
*** 白トリュフの街Alba  赤ワインの王様Barolo ***
 

この日はAlba近辺のバローロワインなどの展示試飲祭りで多くのワインと多種な副菜のお店とどこから来たのか多くの若者がグラス片手にうろついてます 15ユーロでどの店でも飲み放題

● 白トリュフの街アルバ、
世界三大珍味白トリュフの産地で交易所です・
アルバはイタリア北西部に位置し、日本からはミラノ経由で車でも列車でも3時間以上かかる、交通の便が悪い街です。
しかし、ラクビーワールドカップで南フランスに来ていたので、以前から行きたいと思っていたので足を延ばしました。
アルバが美食の街と呼ばれる所以は、10月から12月に解禁される世界三大珍味の白トリュフの市場が立つためです。
白トリュフは黒トリュフの3倍の値が付くこともあり、9月下旬に行った際も、既に密かに取引が始まっていました。

白トリュフでクリームパスタが隠れている

● 白トリュフのパスタ 8千円                                      マンションのオーナーから教えてもらったレストランで、白トリュフを堪能しました。
白トリュフの特徴が出やすいキノコのクリームパスタを注文しました。基本は18ユーロですが、黒トリュフがかかると30ユーロ、白トリュフだと50ユーロです。
円安で8千円ほどでしたが、白トリュフを目当てに来たので、迷わず注文しました。
ワインは、翌日に訪れる予定のバローロ(赤ワインの王様)をグラスで注文しました。
● 赤ワインの王様 バローロをグラスで注文 25ユーロ 4千円                                飲んでビックリ!本当に美味しかったです。コクとキレがまさにその通りでした。
翌日は別のレストランに行きましたが、小さな街なのにレストランは横町の奥に数多くあります。
20時に予約なしで行き、店内は既に満杯でしたが、表の3席あるテラス席が1つ空いていて案内されました。
その後、多くのお客が飛び込みで来ましたが、皆断られていました。私はラッキーでした。
● 翌朝、バローロ村に向かいました。                            アルバから約30kmですが、バスはないと聞いていたのでタクシーを呼びましたが、1台もありませんでした。仕方なく30km歩くつもりでしたが、念のため駅前に行ったら、幸運にも1台タクシーが停まっていたので、飛び乗りました。料金は、20分50ユーロでした。帰りは、緩やかな下り坂なので、歩いて帰ることにしました。コロナ前にトレッキングで多くの山歩きをしたので、30kmは歩けそうだと思っていました。                                        

丘の上のWineryを目指します ドイツから来た夫婦は自転車です この道を右に上らないとWineryには行けません

● 想像以上に寂しい村です                                       アルバ バローロのあるピエモンテ州ですが、日本の丹波篠山と同じような感じです。 丹波篠山は<松茸、しめじだけ、黒豆>などの最高級食材の産地ですが、とてもヒッソリとしています。Alba も Baroloもとてもヒッソリしています。                               

あちらこちらにWine交易所

● 教会が交易所で試飲販売をしています。                                 村の背後にはブドウ畑の丘があり、白く細い農道が何本かあり、頂上にWineryのような建物があるので、目指して登り到着。  そのWineryは誰もいなくて道路を渡ったところに農家があるので訪ねてみました。  チャイムを押すと何匹かの犬が大騒ぎです。  バーちゃんが出てきましたが「誰もいない!」と言うばかりです。  ワインを買いたいと粘ったら電話で農作業中の息子を呼び戻して呉れました。  息子と早速試飲室に行き試飲をして購入です。  私は企業名入りのジャンバーを羽織っていましたからBuyerと思ったのでしょう、「1ケ月ほど前に日本にシッピングしたよ」と実績を嬉しそうに話していました。  いかにもイタリア語が分かったような書き方をしていますが、双方ともブロークンな英語で何とか会話になった感じです。                                             

試飲しました 流石! 赤ワインの王様

● 面白いハンバーガーに出会いました                                     バローロ村の教会広場テラスで昼食にしました。 <ハンバーガー>を注文しましたが、出てきたものはバンズがなくパテとイモフライだけで、バンズ代わりに数本のグリシーニ(お菓子のプリッツの太く長くした感じ)が5,6本付き、周りではお代わりをしていました。                                                     

バンズがありません 周りの人々は平然と食してます 

● コークと合わせて旨かった                                         普段は糖分を気にしてコークは飲みませんが乾燥したヨーロッパでは本当に美味しい。                                                          ● 厄災 バスはとてつもない方向に走っている                                               帰りはタバコ屋の奥さんが「この店の前に2時にalba行バスが来るよ」 と言うので待ちましたが20分過ぎても来ません、仕方なく30kmのトレッキングを開始しようとしたその時に青い大型バスが来ました。  3ユーロです、終点がアルバなのでツイツイ気が緩んで居眠りをしてしまい、目が覚めたらバス停の表示に「TURIN」になっています。  終点がアルバなのですが一応運転手さんに確認したら、既に過ぎて「トリノ」行だそうです。  終点でお客がいるのにそのまま行き先変更です、日本人は甘いですね・・・。                                      ● 厄災時に女神降臨                                                  慌てて降りたのですがバス停がなく、ウロウロ探していたら、近くに座っていた中年女性が「バス停はそこだ」と指さす先は道路上に黄色で、控えめに<バス停>と書いてありました。  おばさんに「このバスはアルバに行くのか?」と聞いたら「行くよ、私も行くから一緒に乗ろう」と言ってくれたので、バスを待ちました。  一台目に乗ったのですが、おばさんが運転手さんにArubaに行くのか聞いてくれたら「行かないよ」です。 いったん降りて又待ちました、今度のバスはAlba行です。おばさんが女神に観えました。
● 今夜も白トリュフを頂き、明日はMilan経由でパリです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?