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息子の習い事について


生まれてからずっとやんちゃ盛りの息子、現在11歳です。

小さい子を持つ親なら「習い事」について一度は考えたことがあるでしょう。
結構周りの子供たちも習い事をしています。
「何かひとつ、秀でたものを身に付けさせたい。」
そう思う親は多いと思います。

今までたくさんの習い事をしてきました。

私もそういう親のひとりです。
そして息子ひとりだけで他に兄弟が居ないので、全てのことが初めてです。
そりゃ、幼児のころは可能性が無限大!とばかりに張り切っていました。
体操とプール(幼稚園での授業とその延長線での幼稚園での習い事)、ピアノ(幼稚園とは別)、一瞬だけ通った学習塾(これも幼稚園)、書道、乗馬。
そして今はミニバスだけ。


本人が乗り気でない習い事は意味ない。

ミニバス以外は、私が決めて始めた習い事です。
本人が決めたものではないのです。
息子からしたら、それはそれは乗り気ではないわけです。

親ばかりが期待して空回り。

私は期待していました。
でも、私ばかりが期待して空回りになっていました。
それはそうですよね。
息子はやりたい気持ちがあったわけではないので、自主性などはなかなか出てきません。




そのわりにとても頑張ってくれていました。
ピアノと塾は壊滅的に嫌がっていたけど、3~8歳まで通ったプールもクロールまで習得したし、5~7歳頃に行っていた書道も順調に進級していました。

塾に行っていたのは3~4歳の幼稚園時代のことで、とてもおとなしく席について長時間問題を解くということはできず。
できる子も居ますが、うちの息子は全くできませんでした。
それで諦めました。
全身で「やりたくない」と叫んでいました( ;∀;)
ごめんよ…。

ピアノも同様です。
ピアノは練習をたくさんできるかどうかが命です。
練習はうまい子でも辛いものです。
それが好きでもないのに強要されているものだとしたら…。
絶対にイヤですよね。
それなのに、親の期待に付き合って2歳から6歳まで4年間も通ってくれました。
ありがとね。

6~7歳の時の乗馬については、馬と触れ合えることが楽しく、普通に楽しんで乗馬クラブでの時間を過ごしていましたね。
かと言って、特別頑張るとかはないです( ;∀;)
馬に乗せて姿勢を良くさせたいという気持ちから始めさせたけれど。
その目的はちょっとだけ効果があった様に思います。
体幹は鍛えられたのだろうか…素人の私にはよくわかりません。
こちらは費用が高く、一年で辞めました。
息子は楽しんでいましたよ。

息子からしたらいい迷惑でしょう。

こんなにたくさん習い事をさせられて、いい迷惑だっただろうなと今は思っています。
息子は気が優しい性格なので特別に反発するなど、そういう意思表示はありませんでしたが、受け入れないものは絶対受け入れない意思がありました。
生まれたときからその性格は変わりません。


やらないものはやらない。

息子の価値観の中では、無意識に線引きがされています。
「やるか」「やらないか」。
好き嫌いがとてもはっきりしているのです。
それを、人に聞かれてもないのにああだこうだと喋ったりとか、はっきりと態度に出すことはあまりないのですが。
でも、やらないときはどれだけ無理強いしてもガンとしてやりません。
流されないのです。
100人に後ろ指さされても。です。(武士です)

うちに限っては、幼いころの習い事は無意味だったという結論に至る。

「うちに限っては、幼いころの習い事は無意味だった」という信念に辿り着きました。
実際「幼児の頃の英才教育は効果がない」という研究結果も出ているように、我が子もそれと同じ結果に至りました( ;∀;)
「私の一方的な期待は迷惑」という結論にも至りました。
息子に対して申し訳ない気持ちです。

小4から本人が決めた習い事🏀バスケ

小学校4年生のときに転機を迎えます。
男だし、なにかスポーツを習おうと、私が提案しました。
そこで息子に選ばせました。
「何を始めるのか。」
当時の友達が空手をしていたので、最初は「空手」と言っていました。
息子に「その教室はどこでやっているのか友達に聞いてきて」と頼んだのですが、なかなか聞いてきた情報が的を得ず…。

「〇〇道場」でやっている様だ。
と聞いてきたので行ってみるも、そこには古びた平屋しか建っておらず会場を突き止めることができませんでした。
あれこれ検索してみたのですが、マップは同じように「〇〇道場」と出るだけなので、要領を得ないままです。
そうこうしてるうちに私は痺れが切れてきました。

よくよく考えたら送り迎えを、毎日できないことに気付きました。
教室に通うのは放課後なので、息子が自分で歩いて通える範囲内でないと通うことはできません。
その時間私はまだ働いているからです。

そうなると、距離はだいぶん絞られてきます。
感覚としては小学校くらいの範囲内です。

そういった理由で母校で行われていることが、条件となりました。

そのうえで息子本人に、空手の他に何かやりたいものはあるか聞きました。


ドッヂボールがしたい。
ボールを上手に投げたり受けたり、扱えるようになりたい!
ということでしたので、ドッヂボールクラブを探しました。

ところがドッヂボールクラブってマイナーで、通える範囲内にないのです。
車で行ける範囲内でもなかなかありません。

なので、ドッヂボールに似てるバスケをやりたい!
となりました。

親子で小学校の帰り道の「市民センター」に立ち寄って、ポスターを探してきました。
たまたまそこに貼られていた「母校が会場」のバスケットボールチームに入部することに決まりました。


ちょっと信じられないほどがんばっています。

初めて息子が決めた習い事、ミニバスケットボールクラブ。
とても頑張っています。

全くの初心者で入会したので、本当に浮くほど下手で…練習の流れに乗ることが出来ないくらいでした。

周りの動きについていけず、とても苦労していました。

そこから挨拶や、身支度で乗り遅れない様に頑張って慣れていき、なんとかボールに慣れていきました。

半年後の夏休みの猛練習では夏風邪に倒れたながらも、毎日の練習を乗り越えていきました。
夏休みの宿題の1万本シュートを、意地で達成したときにはシュート率が上がりました。

コーチにも「チームで一番伸びたね」と言ってもらえた夏休みとなりました。

今ではずば抜けてうまいわけではないけれど、ボールさばきは慣れて、なんとか馴染んで試合に挑んでいます。

もうちょっとうまくなったいいのにね…と、親視点では思いますが当初の「うまくボールを扱えるようになる」という目的は達成したのかなと感じています。


こうして努力して成果を得る、ということを覚えてくれていったら嬉しいなと思っています。

まだまだ親として伴走していかなければ。



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