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『Unnamed Memory』アニメ第9話の感想

※この記事には『Unnamed Memory』のアニメ及び同時系列までの原作の内容にかなり触れています。
※この投稿を書いている人は投稿日時点で原作小説6巻まで読んでいます。少しだけ匂わせ等の間接的なネタバレの可能性があります。読まれる方(特に初見で楽しみたい方)は各自の判断でブラウザバックをお願いします。


はじめに

 SNSを何気なく見てて思ったんですけど、アニメ化の影響によるコンテンツ展開の広がりっぷりは舐めてはいけませんね。いつの間にかネットくじ引きとかコラボカフェ始まっとるんだが……。カフェの方は昨日フラッと情報見てたんですが、あのスイーツ、めっちゃおしゃれ。予算的にも許容範囲内だし比較的行きやすい場所に会場あったし何より開催期間内の土日が割と暇。さてさてどうしたものか。

 ここでうだうだ悩んでもしゃーないですよね。感想目当てでいらっしゃってる方が殆どでしょうし。それでは今週も元気に参りましょう!


感想

ファルサスは今日も平和です(多分)

 前回、前々回がシリアスを通り越して大騒動だったこともあって平和そうなカットが出てきただけでちょっと動揺しそうになった。というかこのテーブルクロスのデザイン凄いな。もしかして全部レース? これ絶対手編みだよね? デザインの複雑さにしろ純粋な大きさにしろそれなりのお値段してそう。こうしてみるとティナーシャさんって魔法湖問題解決して超絶久々にホッと一息付けてるのかなぁ~って思ってしまう。全体的に垢抜けたように見えちゃったんで、つい。

 今回はA・B両パート通してパミラさんとルクレツィアさんの株が急上昇待ったなしでした。パミラさんは新しい可能性を突き付けてきたようなキャラデザだったけどよく見ると下に来てるシャツがお洒落なデザインだったり、お辞儀の所作とか笑い方が素敵。こういうとこを見てると「パミラさんだ~」ってなるからホントズルいと思うんですよ。ちゃんとティナーシャさんの事を思ってるのも良く分かる描写も多くて大満足。あのクスクルという場所で信頼を勝ち取った従者だ、面構えが違う。

 こうしてアニメを見返すと分かる、ルクレツィアさんの頼もしさ。原作だと結構ぶっ飛んだエピソードも多かったような気がするから本当に今更な気づきになってしまった。本気で心配してくれるシーンも多くて次からルク姐って呼ぶべきかどうか本気で考えてる。これはお悩み相談に相応しい人物。シルヴィアさんとお茶会でガールズトークしてるのも脳内再生余裕すぎる。

 今日もオスカーが求婚してる。でも今回の口説き文句はいつも以上にティナーシャさんに寄り添ってるような気がする。彼女の事を色々知ってきたもんね。あーいけませんお客様ー! からのラザルキャンセルは爆笑もんなんですよ。あそこからあんなバグ技繰り出せるのは貴方ぐらいなんですよ。これが幼馴染パワーか。というか、ラザルさんって(物語の運ばせ役的な意味で)かなり最強キャラなのでは?

 待ってAパートネタまだ書きたいことだらけなんだけどそろそろ文字数がヤバい。まだ山場の話1mmもできてないって! ということでここだけ触れておこう。精霊の皆様のビジュが大放出されたぞ! 人数も多いから衣装統一も仕方ないかな? そっちの方が雰囲気も出るし、って割り切ったばっかりだったんですけどー⁈ しかもどのキャラもナイスデザイン。いつか資料集とかでじっくり見れたら嬉しい。

それでは会議を始めましょう

 それにしても今週のBパートの温度差が凄い。ここでティナーシャさんの気持ちを自覚するっていう大事なシーンなんだけどとにかく落差が凄い。まあ『アンメモ』って普段からこんな感じですしね。

 ティナーシャさんの「痛みには慣れてる」のセリフ! 自虐やめーや! でもそれを乗り越えて行動を起こしてるのが後半のアレに繋がってくるんだよね。これを愛と呼ばず何という。「なんで死の淵」といい今回は頷くことしかできない言い回しが多かった。

 オスカー視点のティナーシャさんビジュ、シリアスなのに良い感じの塩梅なせいで笑ってしまいました。全然別もんじゃねーじゃねーか! って突っ込みが起きない範囲でいつも以上に美女っぽかったのがマジでイメージ通り。原作では1巻の時点で着せ替え趣味とかやってる男だ、面g(以下略)。

 さあ始まりました円卓会議in談話室。何なら今週の山場ってここなのでは? というかもうここまで来たの、怖~。一応流れ的に議長はティナーシャさんのはずなのにリードしまくるレナートさんで笑う。もしかしてクスクル従者組ってティナーシャさんにでけー感情モン持ってる?

 ついに来たか多数決。偶数で多数決して半々になったらどうすんだって突っ込みたくなったけど杞憂に終わったか。というかX(旧Twitter)でも投票始まってて草。公式これがやりたかっただけだろ! こっちの方では言い逃れできるように選択しフル活用してて笑っちゃった。

 このシーンの何がミソかってさぁ、知り合ってウン百年のルク姐からニューカマーのレナートさんまでティナーシャさんと関わり始めた時期がバラバラな人が集まってることだと思うんですよ。で、あの結果になるわけなんですよ。ここ2回の話を見てるとまー分かり切ってるよね。でもティナーシャさんも今まで過去のことに熱中してたから仕方ないよね。でもあの爆発はギャグ過ぎて笑うって! 何年前の演出なんですか! でもそもそもこの方400年前の人間でしたね!

 こうしてどこかぎこちない所もあるけれど、王と魔女はお互いの気持ちを重ね合わせて幸せに暮らしましたとさ。『Unnamed Memory』完! 古宮先生の次回作にご期待ください! 原作読んでてもまだ「ページ数あるけど」ってなったのはいい思い出。

さいごに

 いや~今回は愉快でしたね。トゥルダールの因縁から解き放されたティナーシャさんがどれほどおもしれ―女なのかがハッキリと分かった回でしたね。アニメもそろそろ終わりが近づいてきて寂しくなってきましたが最後まで楽しんでいきたいです。

 それとちょっとした近況なのですがついに、『after the end』(続編)を読み始めました! 今は1巻4章辺りです。ここで感想書くとネタバレにし課ならないのでスーパーオブラートに表現すると。相変わらず辛い所は辛いです。オスカーは楽しそうだしティナーシャさんは乙女ってる。そしてアニメの範囲もあってルク姐の頼もしさがうなぎ上り。多分大体そんな感じの1巻です。詳しい感想は読み終わったらX(旧Twitter)で投稿します! それではまた次回!

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