記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【ネタバレ注意!】読書感想:『文豪ストレイドッグス 25』

※注意※

  • この記事はタイトルにある作品及び同シリーズのネタバレありの感想文となります。内容にもガッツリ触れているので、これから読むという方は今すぐにブラウザバックをしてください。

  • 雑な妄想、考察等自由に書いています。何でも許せる方向けです。

  • また、サムネイルに(https://free-paper-texture.com/)様の画像を使用させていただいています。

はじめに

 まずは謝罪を、感想が遅くなってしまい誠に申し訳ございませんでした!
プライベートでバタバタしてたり優先順位を付けた結果こうなりました。もう本誌出ちゃってるって! でも、その分事情があって単行本がすぐに読めなかった方にのためということで……ダメですか、はい。

 ということで謝罪はこの辺りにして感想に行きましょう! 今回マジで文字数がヤバい。アニメで先取りしたから余裕という甘い考えはハマで爆破された。


感想

これが……漫画の力か……

 今回感想を書く25巻、これはもう皆さんご存じかもしれないんですけど、この界隈でもあまり類を見ないであろう特殊な立ち位置なんだよね。なんでかっていうと、普通の漫画のアニメ化だったらアニメは原作のペースを追い越さないように調整するじゃん。もしダメそうって判断した場合はアニオリとかで決着つけるじゃん。まあ最近は批判の方が多いからなるべく原作通りにやってるのが殆どなんだけど。で、件の『文スト』5期。最終話を目前に原作に追いついたんですよ。そこから漫画の続きを先出ししたんですよ。これが俗に言う「誰も知らない最終回」。『文スト』史に残るだろうなぁ~。それから約9か月後。そのアニメの最終話+αの範囲の原作が単行本として世に出ました、それが25巻です。以上説明終わり! 思った以上に長くなってごめんなさい!

 まあそんなこんなで本誌こそ追ってないけど単行本を読んでてアニメも嗜んでる私は今回の原作は予防接種後のような感覚で読んだんですよ。「今回は情報量優しめでしょ」って。実際ほぼアニメ5期でやってた部分でしたし。

 原作舐めてましたねごめんなさい! さっき社長が使った懐刀でせpp……粉々に砕けてますね。大人しく感想書きます。

 今回はアニメ化されてない範囲やアニメ化でカットされてた部分で脳を焼かれたのは勿論なんですけど、アニメでガッツリやった部分でも随分心を動かされた。コマ割りとか表現方法が素敵すぎてさぁ。「じゃあな」の所で背景真っ白+笑顔でサッパリしてるのに逆光で不安を駆り立てられるとことかさぁ! 本人は正しい選択をしたけどそれは普通に考えて……みたいなもんを連想させられて2回目なのに、その先を知ってるはずなのに。今回の事があったからこそ漫画の良さに気づかされたような気がした。

幸せな家庭はどこですか?

 それでは本格的に感想書いていきましょう。まずはさっきチラッと触れたので、文ちゃんとその周辺から。1度失敗してどうするか決めて行動するときにほとんど顔見えないのが展開知ってるからこそ余計に辛かった。服装のふわっふわ感でも相殺できてねぇ!

 で、そんな文ちゃんの憧れの的になったであろうお父上なんですが、この方、イケメン過ぎません⁈ え、何、しかももっとイカツイ感じのイメージしてたらめっちゃシュっとしててガン見必須だった。その面で和装にしたらギャップ萌え波発生不可避ですって。それはそれとしてこの方もいずれギャグしてくれるのかな……。

 そして25巻ではこの方を語らずにはいられない。そう、ブラちゃん。長命種なのにこの巻で流星のように駆け抜けやがったぞ。領主姿もしっかり見れたのは嬉しかった。けど! けどさぁ! 私最後にアレしてあーなった後にカバー裏読んじゃったんだよ! いずれ本編でやるだろうなという平和時空のイメージボードに夢中になってたら「そんなものはない」って背中刺されたんですがぁ⁈

 マジで今回でパパさんの御姿が判明したから普段は正義の味方志望の娘と彼女が拾ってきた吸血鬼に振り回される父の構図だけど、シリアスにそれぞれの内面が現れていく幸田一家物語路線マジであるんじゃないかって思ってたんですよ……マジで現代日本にギャップ感じつつ順応していくブラちゃんが見たい人生だった。ただでさえ今の状態でも面白かったのに。

あの頃の優しい時間

 さてさて25巻の約束された山場の1つ、二福の語らいと隊長の真相。ここも、ヤバかった。まだ戦ってるとこの社長のモノローグに専用のコマがたっぷり用意されてるのが凄くカッコいい。小説っぽい雰囲気出てる。

 そして本の中。幼少期の2人の表情が子供らしく活き活きしてて癒し。声こそ聞こえないけど動きの躍動感でどんな感じか大体伝わってくる。そして本題の語らい。表情は勿論だけど都度お出しされるイメージ映像のセンスがヤバい。特に80pの1コマ目と83pの1コマ目。特に後者はどうやったらそんな発想ができるの⁈ ちょっと話が逸れるけどその間にあった「凡ての始まりは三十六年の時間の重み」の「三十六年」のコマを手のひらで持ってるように見える構図に気が付いて発狂しかけた。それにしてもこんな重大なことを事前に知らせた共犯者+α以外には、他に誰もいない本の中で託す相手にしか伝えないの、てるこ(←未だに正しい感じが変換できない)さんじゃないけど隊長、ズルすぎるんですよ。本当にずっと敵だった。そして彼女の泣き顔。2コマで感情がハッキリしてるのがまた心に来る。

ダイナミックに瞬間移動

 そういえばかなり前からムルソー組ってそのメンツで決着つけるのかな? 物理的に距離あるし後で空港に合流は厳しいのかな? とか思いきやまさかのやりあがりましたよ、ドス君が。ただでさえ殺意の高い爆発だったのに左腕すら何も無かったのは予想外。あと生存説の理由で上がっていた最後の言葉もちゃんと翻訳されてたのは笑った、そんな状況じゃないのに。

 でもドス君の壮大なブラフもかなり衝撃だったな~。でもこの異能ほど物語のハイライトでの初見せに向いてるやつ無いと思う。でもこれで決戦の地にカチコミ掛けるのは発想の天才すぎる。あと4期でのアニオリの疑問も解消できてスッキリした。この異能は興味深いからまた機会を設けて脳内趣味レーションしてみたい。

 25巻での顛末を含めて、マジでムルソー戦は悪魔と悪魔の戦いだったんだなぁと。シグマ君はゆっくり休んでくれ。そしていい笑顔を見せてくれ。(ドス君の発言? まあそれはそれとして)

さいごに

 どうしよう、真面目な考察(私にできることはたかが知れているが)もやってみたかったけどそんなことする隙が全然無かったですね。でも今回はアニメ放映時にも色々書いたんで、今回は漫画だからこその感想に注力したということで何卒。でも実際、今回の特殊な状況があったからこそ漫画の良さを改めて知れたんじゃないかな~って感じた。2時間後も迫ってきてるし26巻も楽しみだなぁ~噂には今本誌すっっっごいらしいし。

 それでは、また、どこかでお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?