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高校の学習内容、多過ぎじゃない?

私が高校生だったのは30年以上も前だから、記憶が定かではないが、今の高校のカリキュラムは自分の時よりも内容が多く難しくなっている気がする。

例えば、英語は顕著にわかる。高校卒業時に英検準1級レベルを目標にしているのだから、自分の時代の英検2級レベルより明らかに難しい。しかも、英検自体も難しくなっている。

現代社会もそう。約30年分がプラスされているだろうから、多少のカットはされているとしても、ボリュームが大きくなっているのではないか。

情報という教科も増えた。

プレゼンやレポートなど作成に時間がかかる課題もたくさんある。手書きだけでなく、パソコンを使用すれば、便利だがデザイン的なことにも気を配る必要がある。こだわればこだわるほど、時間はかかる。

問題の出題の仕方も、長年同じパターンを使い回すのが良くないのか複雑で凝った問題になってきている。(決して良問とは言えないものもあるが(^_^;))

なのに、だ。
現代の高校生は忙しい。忙し過ぎる。部活や塾などで予定がいっぱいになり、自由時間が少ない。全部を真面目にやろうとすれば、睡眠不足になるのは確実。私だったら、今頃音を上げているだろう。

あれもこれもと足し算をし過ぎたのだ。もう限界なのではないか。

今は、推薦狙いの高校生が多いと聞く。一般入試では勉強しなければならないことが多過ぎるのも原因ではないか。少しでも楽したいから。目的はズレているかもしれないが、気持ちはわかる。

人生100年時代と言われるほど人生は長くなったのに、最初の一時期に詰め込む学校システムは変わっていない。たしかに、頭が柔らかく、吸収しやすいのは10代までかもしれないし、語学は若いうちにやった方がいいのかもしれない。でも、何事も健康であるという前提で作られている。

コロナ禍で、健康さえも維持するのが危うくなった。自分の学びたい時に、学びたいことにじっくり取り組む時間は人生において贅沢なのだろうか。

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