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カンガルーと死闘を繰り広げる元警官

 モロニーさんによると、今回の「事件」はオーストラリア・ビクトリア州南部のミルデゥーラ村で起きた。モロニーさんは愛犬と散歩中、ハッチから少し目を離してストレッチをしていたが、気が付くとハッチがいなくなっていた。周辺を探したところ、カンガルーがハッチの首を絞めていたという。モロニーさんは「ハッチは口から水を噴いており、苦しそうにうめいていた。カンガルーは水中から前脚を出さずに私をにらんでいた」と当時の状況を振り返った。


 ペットの飼い主で元警察官のミック・モロニーさんが15日(現地時間)、自身のフェイスブックで当時の様子を収めた動画を公開したからだ。モロニーさんは、カンガルーと死闘を繰り広げながらも動画を撮影した理由について「誰も私の話を信じてくれないと思ったから」と説明した。


 モロニーさんによると、カンガルーの体格と力の強さは相当なものだったという。モロニーさんは「カンガルーの筋肉を見て驚いた」「カンガルーはまるで監獄から出たばかりのように見えた」と話した。その上で「最も大切なのは、愛犬を見つけられたこと」と話した。


 ただし、一般の人がカンガルーに遭遇した際には、素手で戦うのは危険だ。元警察官で総合格闘技とブラジリアン柔術の講師を務めるモロニーさんでさえも、カンガルーとの死闘であばら骨をひどく損傷した。モロニーさんが格闘したオオカンガルー(ハイイロカンガルー)は、体重55キロ、身長2メートルを超えるほど大きい。オーストラリア・ニューイングランド大のカルベネス副教授(生態学)は「オオカンガルーは強い動物」だとして「ほとんどの場合は脚で蹴って人間を攻撃するため、鋭い足の爪によって傷つけられる」と話した。(朝鮮日報)



 えっと、このカンガルーはヤバいです。
 泳いでいる犬の首を絞めて、格闘経験のある元警官の男性と戦い、なお威圧しています。
 何がヤバいって、この態度と、耳がヤバいです。
 あの耳が切れているのは、散々仲間と戦ってきた勇者の証であり、犬を襲い人間に攻撃を加えるところを見ると、他の動物とも問題を起こしているのは間違いないでしょう。

 おそらく、オーストラリアではライオンや熊がいないので、確実に実力の上では動物界の頂点に君臨しています。コアラでは相手にならないし、タスマニアデビルでは体格差がありすぎるからです。
 しかし、それでも人間の元警察官で、格闘技を教えているような人物と相対するのは初めてなのでしょう。
 「お、なんだこいつ、俺様相手に、逃げないのかよ」
 ちょっと逆ギレ気味のカンガルーの表情。
 しかし、モロニーさんはただ愛犬を救いたい一心であり、誰もこのことを信じないだろうから、スマートフォンで必死に撮影しています。これはバズるだろ。Tik Tokで250万回の再生とニュース番組などでも取り上げられたそうです。
 でも本当に危険なので、YouTuberの方は真似はしないようにして下さい。
 これはたまたま偶然、出会ったので、たまたま誰も信じないと思って撮影しているだけですからね。
 とにかく、愛犬も無事に助かり、大したケガもしないで、よかったと思いました。

ありがとうございました。生きている間は、書くことはやめないつもりです。