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キーボードにこだわる理由

 それはこれが、現代のペンだからです。
 昔は、それこそ作家さんなどは、原稿を書くのに万年筆、鉛筆などを使用していたのでしょう。
 そして時代は進み、パーソナルコンピューター、いわゆるパソコンが一般化する前は、ワープロで文章を作成していたと思います。
 ワープロは、ただ文章を記して、フロッピーディスクに保存します。
 海外では、その前にタイプライターですよね。映画などで見かける作家を演じる役者さんたちは、タイプライターで執筆していました。
 それは英語の文字が26から構成されているので、実現化できたのでしょう。
 しかし、日本語には漢字もあり、ひらがな、カタカナ、英数字もあります。タイプライターでは小学一年生の教科書ような、全文ひらがなの文章しか記せない。
 そういう意味で、中国や台湾もタイプライターだけでは印字できません。
 欧米の文化の発達にタイプライターの発明は無関係ではなさそうです。結局それも、19世紀末から20世紀の初頭はアジアと欧米での、文化の差が生まれた理由です。なにも要因は、それだけではないのですが、ひとつの要因であったことは間違いないでしょう。
 文明が近代化して、タイプライターのような手動の機械で印字できるのは、日本ではワープロが発売された後ですからね。
 「ペンは銃よりも強し」そんな言葉も昔からある中、ついにパーソナルコンピューターが一般家庭に普及し始めます。もうワープロは必要ないのです。海外では、タイプライターも骨董品扱いとなりました。
 ノートパソコンで持ち運べるようなったパソコンを使って、人々はビジネスに利用したり、文書を入力するようになったのです。
 今では、手書きで書いている作家さんも、おそらく、もうほとんど存在していないのかもしれない。
 それくらい、パソコンで文字を入力するのは早いですし、手書きでも早い人は早いのかもしれないのですが、編集者さんのほうでも読むのに苦労するのでしょう。パソコンでなら、もう原稿も手渡しではなくて、データで送ることも可能だからです。


 私自身も手書きでは、そもそも書いていないので、漢字は読めても書けないですよね。
 それは、普段から書いていないですし、学生時代の時も書いていなかったからです。

 ここからは、有料となります。
 これから話すことは、あまり一般化していることではないので、広く世間に知れ渡るような内容でもないですし、それを知ったからといって、世の人々が今の流れに逆らうとも思えないので、この情報は隠すことになります。


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ありがとうございました。生きている間は、書くことはやめないつもりです。