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ためいき

すべては、
わたしのせいです、と
静寂の中
彼女は言った
その微笑みは
誰に向けられたものなのか

彼女の抱える
哀しみは、
彼女の精神を
当然のように
刻一刻と
すり減らしてゆく
僕には
なにもできない
なにもしてやれない…

骨折みたいに
せめて、心の傷が見えたらいいのに

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