昨今の洋ゲー界隈のズレたコンプライアンス意識

※ここでは日本国外のスタジオが作るゲームを雑に洋ゲーと括ります。

所謂ポリコレとか反ルッキズムの姿勢であったりが該当するんですけど。
これらの思想に負ける(と言う表現が正しいかは微妙だが)ことが近年、大作であればあるほど多い。
horizonシリーズの主人公であるアーロイが絶妙に可愛くないというのはプレイした人ならご存知かと思うが、そのアーロイのモデルとなった人の写真を見たらド美人でびっくりした記憶がある。これが反ルッキズムです。美人が活躍する作品が許せないらしい。
更にアーロイはDLCでポッと出の女性キャラと恋仲になるらしい。俺のアーロイ像は「使命のために個人の欲を封じ込めている英雄」なんですが、正直言って解釈違いが過ぎる。買ったは良いがやる気にならない。
黒人への差別を無くす動きと並行して「黒人への差別を無かったことにしよう」とする動きがあったり。こちらは歴史修正と言われていますね。個人的には環境保護を謳う団体が破壊活動する姿とダブります。

FF16に黒人が出ないと言って発狂した方々に吉田プロデューサーが「モデルにしてる時代と場所に黒人がほぼいないからFF16に黒人は出ない」と発言したことは記憶に新しいかと思います。
こういった方々の「知名度のある娯楽作品に噛み付く行為」が非常に下品だと思う。
本当に、軽蔑してる。
娯楽産業に入り込むのであれば自らの思想を反映した娯楽作品を作るのが筋で、娯楽産業で生計を立てている人達に思想を押し付けて作らせるのは悪辣だと思う。こういうハイエナ行為に既視感があるのはきっと、高額転売をして得意げな顔をしている奴らを既に見ているからでしょう。
こう言う輩が、ゲームを始め映画等の映像を伴う娯楽産業を腐らせてきているのがここ5年程で顕著です。

何故このようなことを書き始めたかというと、僕の好きなゲームシリーズにアサシンクリードというものがあります。
最新作は11月に発売予定のアサシンクリードシャドウズ。
こちら、今なお大絶賛炎上中です。
僕はアサシンクリードを1作目からプレイしており、購入するだけならほぼ全作買っています。
プレイが追いついてないためオデッセイがようやく終わったという感じですが、そんな時にシャドウズの大炎上。
内容は歴史考証の雑さと開発者の史実に忠実発言や差別的発言、弥助(実際に織田信長に仕えていた黒人)のプレイアブルキャラへの起用。様々あるようです。
プレイデモを見る限り、ゲームとしては面白そうです。
が、正直かなり買うことを躊躇っています。
僕には弥助の起用がどうしても「安易なポリコレ配慮」に見えるのです。
今までは架空の人物を主人公に据えて、実在の人物はキーパーソンとしてストーリーに関わってくるNPCだった。しかし今回、急に実在した人物を主人公に据えた。
織田信長に仕えた黒人という使いやすい素材があったから、弥助をモデルにした架空のキャラを作るなどをせずにそのまま使ったようにしか見えない。
これだけではなく、開発者インタビューにて「日本人男性が主人公だと感情移入しにくい」というなかなかしっかりとした差別発言があったらしく、あまり擁護に回りたくないという心情もある。

僕は近年洋ゲーをよくプレイしていましたが、任天堂やスクエニ、カプコンなどの国内大手メーカーがポリコレにほぼ負けていない姿勢を見ると「結局日本の娯楽が一番かもな」と思っている次第です。

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