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⑦ 2013年1月13日〜14日 浜名湖〜蒲郡の旅

今回の旅は、長女はバイトが入ってしまっておやすみ。
僕とキョロちゃん、次女の三人旅。はたして無事に行けるのか!!
1月13日、深夜3時ころ自宅を出発。愛車(ワゴンR)に自転車を3台(ロードバイク、ダホン、ブリジストン)乗せての自転車旅。今回からブリジストンの折りたたみが追加された。地元でお世話になっている自転車やさん(ロードバイク、ダホンもこちらで購入)に勧められて購入。持ち運びを考えて出来るだけ軽量なものをチョイスした。でもさすがに軽自動車に大人3人と自転車3台はキツい。次女が狭そうな体制で車に乗っていた。がんばって稼いで大きい車を買うぞ〜と心に誓ったのでした。
東名川崎インターから、静岡方面を目指します。

鮎沢P.A.からの富士山

途中何度か休憩をして、キョロちゃんとドライバーも交代したりして、東名高速浜松インターで高速から一般道へ。
今回の予定は、まず前回行く事が出来なかった浜松城に車で立ち寄り、そこから浜名湖畔の舞阪まで行く。(ここまでは車)そこから、前回の旅の続きを開始する。
まずは、65号線から国道1号線へ。やはりあたりまえだが、自動車は早い。高速を下りてから30分程で浜松城へ到着。空が青い。徳川家康が生まれた城。ん〜けっこう小さい。ここから巨大な江戸城まで、出世して進んで行ったのだな〜そこに行くまでは様々な苦難が有ったのだろうな〜。でも、おみごと。

浜松城

浜松城は小さかったのであっという間に見学終了。また自動車に乗って舞阪へ。
舞阪にもすぐに到着。コインパーキングに車を止めて、自転車の組み立て。折りたたみは女性陣にまかせて、私はロードバイクの組み立てに専念。そして、今回の旅は1月なので寒さ対策を徹底させた。ワークブーツをこの為に購入して、ズボンも裏起毛の暖かいやつ。そして厚手のセーターにスキー用のジャケット。頭には毛糸の帽子。んん〜完璧。

舞阪の駅前で次女と
舞阪の駅前でキョロちゃんと

では、本日の宿がある蒲郡を目指していざ出発。まずは49号線に出て東海道線を渡る陸橋を越え、最初の信号を右に。しばらく行くと東海道に繋がる。国道1号線。だが地図をみるともう一本海側に国道1号線がある。こちらはバイパスで、もちろん自転車は走れない。いつも思うのだが同じ場所に同じ国道1号線があると迷う人がいるのではないだろうか?なにか良い表記の仕方は無い物だろうか?

遠くに見える橋が国道1号線のバイパス

浜名湖の南、弁天島を抜け橋をいくつか渡り新居町へ。しばらく走ると浜名湖を北上する330号との分岐に。我々は、まずは愛知県の豊橋へ向かうので1号線を西へ。この日はすこし向かい風で、自転車乗りには少々大変だ。そして何故か道路が42号線になっている。すぐ隣には国道1号線のバイパスが走っている。まあ、道を間違えているわけではないのだが…..。風の為かキョロちゃんたちが少し遅れて始めた。まだ、このあたりは平坦な道だが、バイパスから少し離れた所から急な坂道が始まった。汐見坂だ。始めは緩い坂道だが、だんだん角度が付いてくる。ロードバイクでもけっこうキツい。そして、暑い。ちょっと冬支度に力を入れすぎたか?折り畳み自転車なら、さらに大変だろう。案の定坂道を上りきったところで2人の到着を待っていたが、なかなか来ない。大丈夫か?事故にでも合ったか?10分くらい待っていたら、遠くの方に自転車を押して上がってくる2人の姿が見えて来た。良かった、無事だ!くたくたになりながら2人は登って来た。しばらく休憩して、水分も補給して、いざ出発。42号線から173号線へ。白須賀を抜け自転車を漕ぐと静岡県と愛知県の県境に。

県境でパシャリ

さらに進むとバイパスの終点を過ぎた国道1号線と合流。今回の旅では、豊川に住んでいる妹と途中で合流して昼食を一緒に食べようと連絡を取り合っていた。だが、実はこのときはもうかなり体力を使っていたのでお腹が結構空いていた。妹と連絡を取ったら「国道1号線を静岡に向かって進んでいるけど、自転車3人組みは見当たらなかった。もうすぐ汐見坂に着く。」と言うので「こちらはもう汐見坂を登って国道1号線を豊橋に向かって進んでいるよ」と返した。「じゃあ、Uターンしてそっちに向かって、勝っちゃん(私)達を探すよ」と。われわれは、もうだいぶ疲れていたので早くお昼ご飯が食べたいな〜と思いながら、ひたすら自転車を漕いでいた。三津坂〜三弥町〜二川と進んでいき、交差点で信号待ちをしていると後ろから『プープー、勝っちゃん』とクラクションが。妹とその子供達が車から身を出さんばかりに手を振っているではないか。なぜか、安堵の気持ちが。川崎から自転車でここまで来て(1日ではありませんよ)妹と会う事が出来るなんて、考えられなかった事が現実に起きている。でも、もうお腹が限界。途中どこか食べる所が有ったら、すぐに寄ろうとなった。だが、もう時間も2時過ぎで、お昼が終わったお店ばかりだ。なんてこった。すこし行った所にやっているお店があるらしい。疲れた身体にムチ打って、自転車を漕ぐ。キョロちゃん達ももう限界を越えている。だが、ここで止まっても昼飯にはありつけない。前田橋西の交差点で先回りしていた妹の次男が手を振って待っていた。「この交差点を右に行って下さい。」歩行者は地下道を通るようになっているので地下へ入り先へ出ると妹の車が。「この先にお店が有るから。付いて来て〜」。もうすぐ昼飯にありつける。まっすぐな一本道を進み新幹線と東海道線を越え左に曲がると『勢川大岩店』といううどんやさんが。まるで砂漠のなかでオアシスに出会った様な錯覚を覚えた。人気のお店の為かすこし待たされ、しばらくしてから店内に入り座敷に上がった。自転車の疲れでなかなかワークブーツが脱げなかった。で、余談では有りますが、自転車にワークブーツは向いていなかった。ブーツが重いので、自転車を漕ぐのがけっこう疲れる。これを読んで自転車の旅をしようと思われる方がいらっしゃいましたら、ワークブーツでのツーリングは避けて下さい。
やっと昼飯。わたしは、妹の長男がすすめる「豊橋カレーうどん」を頼んだ。なんでも豊橋のB級グルメらしい。

名物「豊橋カレーうどん」

上部はふつうのカレーうどんだが、その下にとろろご飯が忍んでいる。一粒で二度美味しいというか、面白い。そして、おなかと背中がくっついてしまっていた胃袋にはとてもたまらないご馳走であった。

お店の前でハイチーズ(byキョロちゃん)
こちらは、妹が撮影

お腹も満たされたので、自転車旅を続けよう。お店で妹たちと別れ、3号線を西へ走って行くと、先程進んでいた国道1号線へ出る。この道を北西へ自転車を漕いでいく。だんだん都会というかお店が増えてくる。豊橋駅の近くのようだ。西八町の交差点で東海道は右だが、本日の宿がある蒲郡は直進と表示されているので、まっすぐに進む。23号線になった。そして、だんだん日が傾いて来た。新幹線と東海道線を越えて道なりに進む。新栄西を斜め右に。途中コンビニでトイレ休憩を取るが、皆疲れの為かほとんど無口。また、自転車に跨がり、蒲郡を目指す。もう、あたりは日が沈み始め、夕暮れの薄暗さが僕たちの疲れた心に追い打ちをかけて来る。豊川の長い橋を渡り渡津橋北を左に進む。さらに豊川放水路を渡り247号線にぶつかった所を左に。豊川橋北を右に折れ23号線を北上する。音羽川を渡ったところに蒲郡の標識が。『もう蒲郡だよ〜もうすぐだよ〜」と言って皆を励ます。遠くに観覧車が見える。キョロちゃんが「あの観覧車あたりかな〜?」と聞いて来るので、ぼくは何も確かめもせず「そうだね〜あの辺りだろうね〜」と返事した。もう当りは真っ暗闇。気力も体力も限界を越えている。黙々と自転車を漕いで行くとやっとラグーナ蒲郡に到着。ここだけなぜかおしゃれなハウステンボスとかディズニーとかの雰囲気。だけどそんな所を探索する元気はどこにも無い。ちょっとその敷地内を通過するのが精一杯。さらに自転車を漕いでもまだ今日の宿には着かない。キョロちゃんは、まただまされた〜っと感じているのだろうな〜。でも、自転車を漕いでいかないと宿には着けない。だが、ここに来て上り坂!勘弁してよ〜とわたしも言いたくなった。でも、進む。2人が遅れる。八剱神社前で左側の宿場町の風情が残る街道へ。スマホで現在地を確認するが、ホテルはまだ先だ。2人が来たので自転車を進める。こころはもうとっくに折れている。ただ、黙々と自転車を漕ぐ。また上り坂。でもこんどは短かった。少し行くとホテルの看板が見えて来た。やった〜もうすぐだ。急に皆元気になった。ホテルの入口に着き敷地に入って行く。けっこう広いホテルだ。ロビーまで行き、自転車をどこに停めれば良いか確認して、荷物を持ってチェックイン。『ホテル竹島』けっこうでかい。そしてちょっと老舗っぽい。ネットで探して予約したのだが、安いコースが有ったので助かったが、普段は結構お高そう。部屋に荷物を置き、温泉へゴー。疲れた身体には温泉が最高に気持ちよい。そして、こちらの温泉、とても泉質が良いのかお肌がスベスベ。そして疲れも吹っ飛ぶ。(ちと大げさか!)温泉から上がって、晩飯へ。今回の宿泊プランは朝食のみなので、晩飯はフリー。ホテルに入っている和食屋さんをみるとコース料理のみ。ちょっと高いけどお腹が空いているので、暖簾をくぐる事に。お店の人に三名でと告げると『ごめんなさい今日はもう調理場片付けてるの〜』との事。聞くと反対側に居酒屋が有るとのことなので、そちらのお店へ。もう今からホテルを出て外に食べにいく元気は無いので、なんとか食べる物が有ります様に。居酒屋に行くと、お客さんはだれも居なかった。気の良さそうなおかみさんが、おにぎりとかやきそばくらいなら出来るよ〜と言ってくれた。もちろん居酒屋なので酒とつまみは沢山有る。そしてまたまた最高においしいビールを頂きました。シ・ア・ワ・セ〜
本日の走行距離 46.7km (思ったより短い。冬の重装備だったからキツかったのか?)
でも、今回の旅でキョロちゃんたちは「自転車で走るだけじゃつまらない。もっと観光して行きたい」と言うので、次回から反映されることに。

翌日。ここで、察しの良い方は『なんで今回は1日目と2日目に分かれていないのだろうか?』と思われているかもしれませんね。何故分かれていないかは、これから説明します。

ホテルのロビーにて後ろに見えるのは竹島          
キョロちゃんと次女


本日の朝食。バイキングなのでおかわり



雨の竹島


キョロちゃんの頭の上に竹島


今回の旅の予定は、1日目 浜名湖(舞阪)〜蒲郡 2日目 蒲郡〜名古屋 に行く予定でした。そして、車は舞阪に置いて来ているので2日目の朝、キョロちゃんたちが旅の支度をしている間にボクが電車で舞阪に行き、蒲郡のこのホテルまで乗ってくる。それから自転車旅をスタートさせ名古屋まで。その日の夕方、名古屋から3人そろって電車で輪行して蒲郡まで戻り、車に積んでおうちに帰る、(もしくは、キョロちゃん達は名古屋見物して、その間に僕一人で蒲郡まで車を取りに戻り、名古屋まで2人をお迎えに行き、そこから3人で帰る)という計画でした。
ところが、二日目の朝、またまた雨。何故かしら、自転車旅の二日目は雨が降っている確率が高いような。しかも今回はけっこう本格的に降っている。テレビを見ると関東地方はうん十年ぶりの大雪の予報。どうする!。旅をあきらめて帰路につくか?キョロちゃんたちと相談したら、「それだったらみんなで輪行して舞阪まで行って、そこから帰ろう」と言って来たが、ホテルから蒲郡の駅まで自転車で行くだけでズブ濡れになってしまうだろう。なので、僕一人で車を取りに行き、このホテルまで戻って来て自転車3台積んで帰ろう!と言う事になった。蒲郡の駅まではホテルの送迎バスが有る。

電車一人旅?これから舞阪へ自動車を取りに


電車に乗る事約50分。やはり電車は速い。そして舞阪でわが愛車ワゴンRに乗り込み、一路が蒲郡へ。昨日は自転車だったので旧道から行ったが、今日は自動車なのでバイパスへ。自動車はスイスイ。昨日苦労して登った汐見坂を横目に旧道に合流。ああ〜このあたりお腹をすかせて自転車漕いでいたな〜なんて思い出しながら一人車を走らせる。蒲郡まで、やはり1時間くらいで到着。ホテルで自転車を積み、帰宅の途に。大雪になる前に川崎へ帰れるか?音羽蒲郡のインターから東名高速に乗り東京方面へ。この後、うん十年ぶりの大雪に見舞われ、大変な帰路になりました。途中タイヤ用のチェーンを買ったり、大渋滞にハマったり、川崎まで帰るのに14時間くらい掛かったか?
次回、リベンジします。(なんのこっちゃ?)

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