見出し画像

ルアンパバーンで感じる不自由な環境で自分らしくいること、そして旅をする意味

今、ラオスのルアンパバーンという場所にいます。
街自体が世界遺産になっていて、近年注目されている街です。

あいにく雨季ということもあり、毎日雨です。
しかも、今年はデング熱が流行っているから気をつけたほうがいいと言われています。ただ、ホテルにも街にも蚊が沢山いて、刺されないように、と神経を使っています。

この街は、毎日朝と夜にマーケットが出ますが、デパートもコンビニもないので、自分が欲しいものをどこで買ったらいいかわかりません。
言葉も通じません。

はっきり言ってめちゃくちゃ不自由です。

更に、毎日ホテルを移動して荷物を出し入れしているので、どこに何を入れてたのかすぐ忘れてしまいます。
探し物をしている時間にうんざりしています。

普段は考えなくても良いことに対する不安や恐れがたくさん出てきて、頭を使いすぎて疲れていることに気づきました。

日本ではストレスなくできることができない、
自分の家であればやらなくてもいい時間も沢山使います。

そして、せっかく旅に来たんだから
・有名な観光名所には行かなければ
・街の雰囲気を感じるために、外に繰り出さなければ
という
自分の思い込みこそが、自分を不自由にしている
ことに気づきました。

「雨が降ってたら外に出たくない」
「疲れたから、部屋でゆっくりしたい」
自分の中の旅行に対する思い込みが、こんな気持ちを押し殺していました。

この国では自分がマイノリティーなんだから、
相手の国や文化や人たちに合わせなければいけないと、
過度に思いすぎていることも、自分の心を無視している。

ただ、
この傾向は、旅先だから起きるというわけではありません。
日本にいたって、自宅にいたって同じことがあるんだと気づきました。

1人で旅に出ているから、わかりやすく、自分の癖・パターンが見えただけです。

このグループでは、自分は新参者だから
この場所は、自分がゲストで呼ばれているから
ということで、本来の自分を出せず、自分を押し殺して相手に合わせすぎる。
相手の周波数に自分をいつの間にか合わせて、自分の良さが出せない。

これは子どもの頃からの自分のパターンです。
・学校のクラスでも自分の意見よりも、中心メンバーの考えに合わせる
・皆から嫌われないように、悪目立ちしないように自分を抑える
・怒られないように、ルールを守る

今日はこれをしなければいけない。
社会人なんだから。
父親なんだから。

結局、自分を不自由にしているのは、自分の思い込みや観念だと気づきました。

本当に今の自分が望んでること、ワクワクすることをやりなさい。
ルアンパバーンという静かな雨季の田舎の街で試してごらん、と言われている気がします。

どんな場所でも、何よりも自分の心を大切に、自分らしくいる。

1か月前には知らなかったルアンパバーンという街に、なぜか行ってみようと思ったのは、「自由を学ぶレッスンのためだったんだ」

この街で自分らしくいることができれば、この旅で得られたものは大きい。今後の自分の人生にとって、とても大きいものになります。

観光を楽しむ
日常から離れてリフレッシュする
ということだけが旅の目的ではない。

不自由な環境に1人で身を置くからこそ
自分に向き合い、自分を理解できる
自分がどう生きたいのか、確認できる

だから自分は、不自由になることをわかっているのに、わざわざ定期的に、一人旅をしたくなるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?