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映画「学園探偵薔薇戦士〜薔薇戦士誕生〜」を観た

2022年の師走に入った12月2日、クラウドファンディングで資金調達された?映画「学園探偵薔薇戦士」を観た。この日4回上映があり全てに参加した。
クラウドファンディングの規模というのがどんなものかわからないが足を運んだ観客は(回にもよるが)少なめだった。ネットニュースによると来年2月から全国で(多分期間限定だろうが)上映があるそうな。なのであまり内容に踏み込まずに感想を書く。
元々舞台作品として演じられてきたものを数年前に映像化する構想が出たようでそこからお決まりの世界的影響もあり撮影が延びに延びて今年となったらしい。メイキングでは「暑い」という言葉しか出ないレベルでの炎天下の撮影は過酷だったそうで録音データが飛ぶくらい大変な現場の中映像が完成したんだそうで、それは奇跡ですか?と聞きたくなる話だった。
お話の主題が割と重めの現在社会の問題点のひとつを、その割にサラッと扱う全年齢対応型な流れとなっている。「薔薇戦士」と後に名乗る主人公は3人でお決まりの立ち位置の性格設定で分かりやすいのは分かりやすい。ただもう少し練り込みがほしいなぁというのは思うのは思う。この作品のところどころで思う(笑)。
普通主人公がいてお話を進めつつ実は中心でない「狂言回し」がいてという構図になるが今回は印象として主人公が狂言回し的(作品の設定の紹介もあるからか)な役割で物語を動かすキーマン(キーウーマン?)が間島和奏さん演じる役に思えた。なので彼女だけ異様に演技をしている、演歌歌手が唸りすぎるくらいに演技をしている。あと、予告編でも出ているから書いてもいいだろうが刃物が出てくるシーンで彼女が謎の短剣を取り出すのだがあそこは包丁でしょ!それはどこで買えますか?と聞くしかないポイントになっている。
あと音楽があのGARNET CROWの「ゴッドハンド」古井弘人さんだ。久々に実物見たよ感だった。劇伴を聴くだけでも価値がある。ビーオタ全開になった。
短い上映時間はダレることなく脚本が違和感ないせいか進むテンポもいいし随所に色々な作品のオマージュもあり遊び心もある内容になっている。感覚的にはU-NEXTあたりで配信してると「らしい」かなと思う。観る機会があれば観てほしいとは思う。

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