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手術前にもひとつビビってたこと:硬膜外麻酔

ダ・ヴィンチ手術前に気管挿管以外にもう1つびびってたことがある。それは硬膜外麻酔。

えっ?背骨のなかに管入れんの?
素人の認識なんてそんなもんだよね。
これまたネットで調べれば調べるほど不安が掻き立てられる。

そもそも僕は入院なんて、尿管結石の手術で一泊二日しかしたこと無い。
それも体外衝撃波を使った手術だったから、身体に穴を開けたことなんて無い。
親からもらった身体に初めて穴を開けることになった。
両親はこのときもうこの世には居なかったので謝る必要は無かったし、まぁ生きていたら息子が癌になったなんてどう伝えた良いかちょっと悩んだろうな。

ネットから拝借しました

ちょっと待て、背中に注射なんて!
って思うよね。それも術後入れっぱなしで居られるなんてどんな不思議なんだ。
ほんと考えれば考えるほど怖かった。

術後、この麻酔に泣けるほど感謝することになるのは、このときはまだ知らなかった。
それと同時に、こんなにもピンポイントで効いてくれるので、そのエリアからはみ出した部位は全く効いていないということも、このときは知らなかった。
先生曰く、「すごくよく効くから痛くないよ」とのこと。
確かにな!確かにそうだったわ。
麻酔が効いている範囲はな。

そんなこんなで不安を抱えつつ、僕は手術までの長い日々を過ごしていたんだ。

周りからは、手術まで4ヶ月もあったら癌が進行する、と言われたけど、先生が大丈夫と言ってくれたから。

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