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ヤンネさんのオフ会に参加させて頂きました

ヘッドホン祭り2022と同時開催の
ヤンネさん @headphone_metal オフ会 参加させていただきました。
http://headphonemetal.ldblog.jp

前の用事が押してしまい、🎧祭には、間に合わず、かなり凹んでいました。ですが、オフ会はすごい充実度と活況ぶりで楽しませて頂きました。この様な機会を設けて頂きありがとうございました。他の方ともお話ししたかったですが、終電の時間もあり、あえなく1時間ほどで退散となりました。田舎つらい。

そのような訳で 駆け足で試聴させて頂いた感想となりますが、インフレさせて頂きます。
仕様機材は、
iPhone7にaudirectのATOM2で
4.4の時は、SONY zx300のバランスで
です。
まず全体の印象として、爽快感をどの視聴機にも感じました。これは、他の方々のお持ちの超ド級のDAPどの組み合わせを想定したからかもしれません。しかしながら、iPhoneであっても素晴らしいクオリティでしたので、汎用性の高い機種が多かったと言えるのではないでしょうか?
それと各モデル スリムにシェイプされていて、装着感が良いものが多かったのも印象的でした、

その中でも特に印象的だったものを 3つチョイスさせていただきました。


TRN KIRIN
平面駆動搭載モデルで、さらに、
ノズルフィルター ケーブルコネクター交換式とギミック満載で、非常に商品力が高いと感じました。音に関しても、平面鼓動の特徴も楽しめると同時に、扱いやすさも備えていてほぼ死角なしの機種ではないかと。




『ヤンネさん主催オフ会出展製品紹介1』

ダルマオーディオ共同運営E-Union製イヤホン:碧虎D100
〇 初の平面駆動型イヤホン
〇 初めてのMMCX採用
〇 初めての超高強度アルミニウム合金(7A04)採用
。。。。。
音の装飾の無さが素晴らしいと思いました。これを試聴した後の ダイナミック搭載機(手持ちの翔DDとの比較)は太鼓の様に聴こえ、
BA搭載機(持参したfinal f4100との比較)は金属を擦って音を出しているかのように聴こえてしまいました。かといって原音に忠実な表現かと言われると、そういうわけでもなく、遊び心も感じられ、(平面駆動でドンシャリ?みたいな)さすが勢いのあるダルマさんだなと感じました。




『ヤンネさん主催オフ会出展製品紹介5』

〇 Tシリーズ新サンプル
〇 ベースモデル:Hanabi By Andy 
〇 Tシリーズドライバーのマイナーチェンジによる性能アップ
〇 FPはいつものUVレンジではなく、オーパル石を採用します
〇 派手な音をバランスよく演出したいです。
。。。。。。
既にリリースされている HANABIとの比較です。より爽やかで軽やかな響きで、ほとんどの場面で、HANABIを上回っていると感じました。
聴いていて軽やかで、不快となりえる音を一つ一つ消していくと特徴のない音になりがちですが、心地よさを保持したまま仕上げてきた一本という感じで、自分はかなり好みでした。
ただし、特定の音源 後述しますが、60年代末音源のテープヒスノイズがかなり目立つのが気になりました。かといって、HANABIと使い分けるほど性格の違いは無さそうという気もしました。あとフェイスプレートが非常に美しいと思いました。可愛らしいHANABIのフェイスプレートとも色使いが似ていて、コレクションしたくなる人も多そうと感じました。


それでは
試聴に使った曲リストの紹介


低音チェックに使いました。
かなり無慈悲に性能を暴くので、ここで、低域がカットされていたり、ウーハーやボディがビビったとしても、それで全てがダメというわけではなく、高音パートとの繋がりが良ければ、アリかなと自分は思ってます。



  画家のバンクシーとしても有名な、ユニット。
2018リマスターはマッドプロフェッサーのダブverも収録ありでオススメ


高音パートのチェックに使った音源



アレックスお兄ぃのドラムをメインに聴いてみました。 こんな音圧をずっとライブで出してたら、そらインナーイヤー使いたくなるわ。
ある意味 イヤホン創造の神といえる存在。

https://youtu.be/1rxYw7Y45Eo

サイモンフィリップスでお耳直しを。
やはり超上手い人は、手数が多くても、シンバルの響きが美しい。



さてここからが、中華メーカさんの鬼門
音色とノイズチェックに使った曲です。
以前から
ヴァイオリンやヴィオラの音色が二胡に寄ってしまう傾向になるのが気になっていました。文化的な背景なのかなとも。
ところが平面駆動採用のモデルは、あっさりこの問題をクリアしていたので、多くの中華イヤホンメーカーにおいてこのユニットの存在は ブレイクスルーをもたらしたといえると思います

映像と音像のずれがないので、定位チェックにも最適。TYNY DESK の録音機材は Sony D50 だったのをどこかでみた様な気がします



こちらの音源をサントラ盤と比較すると面白いとおもいます。「サントラ盤は二胡の演奏が聴けます」



次は、リマスターでいい音は聴きたいが、当時の音のオリジナリティも感じていたいという、自分でもよくわからない要求に応えてくれるかどうか?です。特に70年代の音源や50年代ブルーノートなどが該当します。
こちらはに関しては、音源に起因する特徴を上手に表現できている機種が多いとかんじました。
逆にいうと、独自の音世界を余り追い求めない方向性が好印象に思いました。
というのも、時にベスト盤などで、初期作品に厚みを持たせるために、コンプレッションしてしまう(それはそれで好きですが)いままでのリマスターの流れから、ここ4.5年でリリースされている旧盤のリマスターが、より自然な音色をフィーチャーしてきているので、そのトレンドともマッチしているからです。とても好印象でした。逆にブルーノートなどは、せっかく増した音圧の恩恵を薄めてしまうようで、こちらは従来の方式の方が相性がいいかもしれません。

このリマスターは やりすぎだと思うんだが海外では評価高いみたいです アメリカなどでは、当時からこのクオリティで聴いていた? 自分がノスタルジーを感している部分が、単に日本に送られてきた二次以降の劣化の可能性もあるという、、、悲しい現実


最後はノイズチェックです

こちらは全体的に厳しかったです。
使った音源はこちら。
元々ビスノイズが酷いのですが
出来るだけ意識はしたくないわけです。
多くの機種で常に頭の中に存在する感じが気になりました。ノイズを抑え込もうとすると、明瞭さや華やかさが失われてしまい、新しい音源には不利になるのでメーカーさんとしては悩ましいところかもしれません。
60年代末から70年代前半の音源に多かった現象でした。
50年代のJAZZや70年代中期以降の音源は概ね大丈夫でした。
ECM系は不思議な事に、そこまで気にならなかったです。脳内で補正して、ノイズを許容しているからかも知れずちょっと自信ないところではあります。全然ECM系に興味ない人だったら 「音ちっさ ノイズでかっ」って 思うかもしれません。


椎名林檎が、セクシー&リスペクト発言した事で、再注目を浴びている御大。さすがおじさまキラー、あざといね〜と思いつつも、旧盤がお求めやすい値段で再リリース の流れに貢献大なので、素直に感謝

おしまいに

今回は予定が押しまくって、結局ヘッドホン祭りには間に合いませんでした。

最近の自分の耳のコンディションは、非常にローファイ志向となっていて、iPhone純正イヤホンでも、「ええ音やん?」 となっておりました。

その原因を作ったのは、final f4100という1BAのイヤホンで、まるでスープの上澄みだけ味わうかの様な お上品な音が心地よく、「やっぱBAやな」などと手持ちのBAオンリーの機種を聞く事が多くなっていました。
そうなると、俄然 カスタムが気になってくるわけです。ただ自分の耳の形の左右非対称のイヤホンは見た目が形状的に気持ち悪い。
ヘッドホン祭りではまず、
カスタムメーカーの作るユニバーサルとカスタムの装着感が違うものなのかというのをお話し伺いたいなというのがありました。

それと対で、ゼンハイザーをきちんと聴いておこうと。以前eイヤホンで試聴した時は (ie100 とie300)いい音だけど、特徴が無いように感じていたのですが、この間 少しだけie600を聴かせてもらう機会があり、ダイナミックでこれはやっぱ凄いんじゃないかとおもうように。ie900は予算的にきひしいがie600ならギリイケるやん?などと、妄想を膨らませ、じっくり聴いてみたいなと、思っていたわけです。

もう一つは、ペンタコン採用のイヤホンが増えていたらいいなー いいのないかなー もしくは、カスタムの2ピンをペンタコンに変換できたりするパーツはどんなのがあるのかなー などの情報を 収集したいぞ、などと思っていましたが、
私が中野サンプラザに向かう道中、そのペンタコンのTシャツを着たおそらくスタッフの方達が一仕事終えて、打ち上げでしょうか?居酒屋へ吸い込まれていくのを目撃して、失意のどん底に。
そらそうか 7時過ぎてるもんな、、、

そんな状況で、ヤンネさんのオフ会に参加させてもらうことができ、感謝しかありません。

ここではいま話題の平面駆動のイヤホンや、出来立てホヤホヤのイヤホン達が所狭しと陳列されていました。
何より衝撃だったのは、当初、BAの最終形として、カスタムぽい機種を一つ、ダイナミックの終着駅としてゼンハイザーを揃えればおおむね満足できるだろうと思っていたところ、そのどちらにも属さない音色を奏でる平面駆動という第三局が、かなりの完成度で、しかもお手頃な値段で入手できるという事でした。

このトライアングルの中で今後魅力的なハイブリッドもどんどん出てくると思うと、イヤホンは次のステージへ駒を進めたのだろうという気がしました。

今回試聴させていただきましたメーカーさんへの希望としては、

ペンタコンの採用を検討してほしいです。
パテントの問題もあるでしょうが是非。

ノズルフィルターやダンピングやイヤーピースのあり方についてです。
今は、周波数特性を変えたバリエーションで変化をつけるというのが、ほとんどだとおもいますが、特定のエバーグリーンの作品を聴くためだけのセッティングとか。
例えばですけど、What's Going On / Marvin Gayeを平面駆動で できるだけヒスノイズを抑えて聴くためだけのノズルがあっても面白いなと思いました。

その他 展示されていた機種も、無造作に置かれているようて、実はセッティングが煮詰められたものだったのでしよう それぞれに聴きどころを持ったイヤホン群でした。 


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