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車イスで山登り、4000回通った思い出の場所へ〜100年の歴史に幕を閉じた神戸市高取山・月見茶屋〜

ニノさん、思い出の茶屋で号泣。

高取山で100年の歴史を誇る月見茶屋の営業が終了。

そんなニュースを耳にした介護のプロ(アウトドアの素人)と、アウトドアのプロ(介護の素人)が動いた。

「ニノさん、思い出の月見茶屋に行きましょか?」

毎週高取山に登っていたニノさん、その回数はなんと4000回を越える。
しかし、倒れ、車いす生活になってからは登山をすることを諦めていた。

あれから数年。
高取山の月見茶屋が閉店したと聞いたスタッフが、思い出の場所にニノさんを連れて行くことにした。あの頃、入り浸っていた月見茶屋に。

メンバーはアウトドアのプロ、
そして介護のプロ、
そして就労チームの有志、

アウトドア用の車椅子に乗って高取山へ。
当然すんなり登れるわけもなかったが、プロと素人の力を交えて登って行った。

人づてに繋がった月見茶屋のお母さん。
この日は、旦那さんの闘病のため来れないと聞いていた。 

しかし、

あいつはお前に会いたいんちゃうんか?
行ってやれ

そんな旦那さんの粋な計らいで、月見茶屋で待っててくれて無事再会。

高取山は逃げへんからまたおいで

そう言われたとか、言われてないとか。

月見茶屋は、神戸の歴史ある「毎日登山」という文化が根付いた素晴らしい場所。いろいろなアプリやネット上に情報は出ているけど、そこで営む人の生の声は、情報だけではない温度感や歴史を感じさせてくれるもの。

いつか茶屋としてアップグレードした上で、就労のサテライト訓練室としても動せたら嬉しいなと。そうすれば「毎日登山」として運動にもなるし、ハイカーの人たちも喜び、茶屋文化をアップデートしつつ繋ぐことが出来る。

まさに三方よし。
そうなることを、勝手に想像していた場所です。

毎日登山の文化、月見茶屋の想いを、アウトドアラボ、ワゴムクライミングジムで勝手に受け継いでいきます。

アウトドアラボ・吉川


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