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摂食障害25周年!⑮

「人の体は脆いのです」

長くこの生活をしているとわかることだが、決して体は健康ではない。

たくさん食べていい。
たくさん吐いていい。

しかし、代償が伴うことを考えたうえで行うべきだ。

やるなとは言わない。
ただ、辞めれるなら、止めれるなら、それにこしたことはない。

過食嘔吐は自傷だ。
リスカやアムカが外傷的な自傷なら嘔吐は自分で身体の内側へナイフを走らせてるようなものだ。

内蔵が確実に傷つく。
胃も食道も喉もやられる。

現に私は慢性逆流性食道炎、胃ヘルニア、喉の不定期出血、リンパの腫れ、
便秘、生理不順、低カリウム症、鉄欠乏症、腎臓疾患、肝臓疾患、不整脈など体内病のデパートを経営している。
胃は長年の嘔吐の成果で、入口の開閉が出来ないほど劣化し横になれば胃酸が喉まで流れて焼ける。万年咳き込んでるのは喉が焼けてるせいだ。
顔のむくみもひどい。
目は腫れ、エラは張る。
歯はもろくなり、内科と歯医者は月に何度も行く。

それでも辞めることができず、うまく付き合いながら生きている。

医療費もかかる。
食費もかかる。

私は身体の維持費がとても高い。

吐くことはおすすめしない。
だが、やめられない、とまらない、そういう衝動を抱えるならしてもいい。

胃がん、食道がん、大腸がんのリスクがあり私は既に膵臓へのリスクが提唱されている。
壊れては治し、悪化しないように傷口を塞ぎ、わずかな抵抗で胃酸を薄め、それでも生きることを選んでいる。

私はぶっちゃけ後戻りできなくなった。しかし、こればかりは時間が解決すると思っている。
いつか絶対「もういいかな」って辞めれる時がくると確信している。

十代の頃抱いてた身体へのコンプレックスが大人になるにつれて薄れていった。今はほぼない。
人と比べなくなった。
今の過食嘔吐はただの習慣なのだ。

習慣化すると中々やめれない。
入院すればいいのだろう。
強制プログラム組まれれば止めれるだろう。
だがそんなことに費やす時間があるなら、今の生活を少しでも満喫しようと決めた。

人間どうせ死ぬ。
100年後に私はいない。
なら、今の間だけでも私のような人間1人くらいいたって誰も困らない。

開き直った。
だから今私はここにいる。

健康優良児に越したことはない。
後戻りできなくなった人だけ私のように悟ればいい。

何度も言うが意思は固く持っても体は脆い。必ず壊れる。それをわかったうえで自分の体を扱って欲しい。

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