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先般は料理が出てくるのを待っている間に「羅生門」を実に久しぶりに読んだ。昨日は、なぜか小林秀雄に手が伸びた。

2016/1/28
嵐山には美味しい店も沢山ある。
嵐山を愛している人たちは、皆、それぞれに好きな店があるのだろうと思う。
私が好きな店の一つに、とても美味しいスパゲッティと、これは、もう絶品と言うしかないパンを食べさせてくれる店が在る。
そこには、中学生から高校生の私が、購入して所持していた、例えば、筑摩書房の芥川龍之介全集などが置いてある。
先般は、料理が出てくるのを待っている間に、「羅生門」を、実に久しぶりに読んだ。
昨日は、なぜか小林秀雄に手が伸びた。
彼の言を借りれば、これも宿命だったのか。(笑)

冒頭のランボーを読んだ。
実に得難い発見だった。
若い時には気づかなかった事に、今、100%気が付いているのだろう。
これを読み進めているうちに、彼が、ランボーの詩を紹介している件で、私は突然…私の持ち歌の一つは、例えば、ランボーの詩を読んでいたから浮かんだものに違いないと思った。
だが、おおよそシンガーソングライターであることを生業にしているような人間たちが、古今東西の詩人たちの詩を読んでいないわけはないな、と思いもしたのである。
私の持ち歌の一つとは、井上陽水の「五月の別れ」と言うのである。
ある人は、陽水よりも、上手い、と言った。

2024/3/10 in Tokyo

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