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自分の本当の思いに気づいた時

私には最近やりたいことができた。

私は保育士をしていて、子どもたちと毎日過ごしている。
娘を産むまでは幼稚園の先生をしていた。
割と高度なことをする幼稚園で…
子ども達がそのレベルに達するまで必死で指導していたし、それが大事なことだと思っていた。
お世辞にも優しい先生とは言われなかったし、むしろ厳しかったと思う。
仕事も楽しくなかった。。。
そりゃ子どもたちと遊ぶっていうよりは、行事に追われていたし、当たり前だと思う。
娘が産まれて、仕事を辞めて…
でもその幼稚園を素晴らしいと思っていたから、その幼稚園に娘を入れた。

今の保育園は、全然高度なことをしなくて、本当に遊び中心で…
そして成長ゆっくりさんとか、ちょっと個性的な子どもたちもたくさんいるけど、子どもたち一人ひとりに合わせて保育をしているなと感じる。
先生たちはめっちゃくちゃ厳しいし、怖い先生もいるけど…
保育業界特有の女子校的な陰湿なやつもあるけど…

でも子ども達のことを真剣に思っている先生ばかりだと思う。

私は今の保育園に就職して、それこそ毎日必死だった。
幼稚園の先生時代、子どもたちに好かれる先生ではなかったから、自分は保育士に向いてないと思っていた。
じゃあなんで保育園の先生してるの?って感じだったけど…

けど、その保育園である素敵な先生に出会って…
「先生は保育士に向いてる」って言ってもらえて…
そんなこと言われて、最初は本当かなって思ったんだけど。。。。

この保育園で働くうちに、娘を育てているうちに…
やりたい保育が出てきた。

こんな風にしたい。
こんなことを大切にしたい。
同じ思いの人と保育園を作りたい。

そんなふうに思うようになった。

あ、私保育園作りたかったんだ…

って思ってた。
やりたいことが見つかったと思って、そのためにはどうしたらいいか…
とかすごーく必死で考えていた。
いろんな集まりにも参加したし、コミュニティを作ろうともしていた。

その分、夫のことはほったらかしにしていた…。
夫は結構なんでも「いいよ」って言ってくれるし、それに甘えていたんだな。

「私、保育園みたいなの作りたいのかも」
と、お友達に言った日
なんの流れか、「2人目はどうなの?」みたいな話の流れになり…

私、実は二人目欲しかった。
周りのわたしと同い年で1人目を産んだ友達は、みんな2歳差で二人目を産んでいる。
羨ましいと思っていた。
でも無理だから、この感情を早く手放したいと思っていた。
でも、節目節目で必ずその感情がやってくるし、なかなか離す事ができない。

ということを言うと、
「それがあなたの本当の願いなんやね」
と言われた。

その瞬間…
あ、そっか
と腑に落ちた。

その願いを忘れるために、他のやりたいことを見つけようとしていたのかも…と。
兄弟がいない娘にいろんな人と関わって欲しくて、だからいろんな場所に連れて行って、いろんな人に会わせて…
コミュニティを作って…

めっちゃ頑張ってたつもりだったけど、
本当の願いを大切に…
旦那さんを大切に…

そう言われて…
涙が出た。

うん。
自分に向き合おうって素直に思えた。
自分を整えて…
家を整えて…

それからでも遅くない。

自分の願いを大切に…

そう思ったら、あんなに情熱を注ごうとしていた活動への熱が冷めてしまった。

とりあえず…
野草料理を極めることへの興味は消えないから、細々と続けていこう。

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