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二月一日~四日 弥太郎は、長崎の事情調査という本来の業務に励む一方、堕落の道へも入り込ん…
二月五日 清語通訳を訪問の帰途、二宮如山(敬作)に出遭ってその自宅に行きます。如山は「指…
二月六日~八日 弥太郎は遊郭の内に歩み入りつつも遊女との交情には至りませんでしたが、つい…
二月九日~十一日 九日の日記は冗長な候文です(大部分を省略)。談話の正確な記録のため、漢…
二月十二日 「晴」といつものように天候を記した後、日記は唐突にこう続きます――元々長崎に…
二月十四日~十六日 弥太郎は、昨年十二月、長崎来着直前に交流した大村藩校の士人との交流を…
二月十八日~二十日 岩崎弥太郎は出張経費の精算をし、外国事情を記した本を読んで調査を継続。出張中も頭を離れなかった花街丸山にも行きます。 十八日 下許武兵衛に大村出張の経費の申告をしました。弥太郎は、大村藩校の諸氏にご馳走になったお礼として、相手をもてなしたのは公費とするが、私的に飲み交わした分は公費に入れない、と告げます――大村には文献を調べるという名目で行ったのに何の功もなかったのだから。私の方で経費を補いたい、と。 一般のイメージと違うでしょうが、この律儀さは(特
二月二十一日~二十三日 夜の街で様々な人士と交流、その最中に物騒な出来事が起こりそうにな…
二月二十四日~二十六日 長崎の夜の町で、弥太郎はもはやいっぱしの遊びです。とはいえ、本来…
二月二十七日~二十九日 面白いディテールがあるので、弥太郎の遊女屋での記録を少し詳しく紹…