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富士山は静岡側が表だと思っていた事を訂正いたします。

2024.5.12 (日)   山中湖交流プラザ
SWEET LOVE SHOWER SPRING2024

胸が締め付けられる喜びを初めて体験させてもらった時間だった。

私は中学生の頃フジファブリックを知った。
当時サブスクなんてものは無く
音楽を聴く時はTSUTAYAでCDを借り、CDに焼いて集めていた。
(CDを買うお小遣いはなかった)
暇つぶしに見ていたスペースシャワーTVの音楽ランキングに流れていた
フジファブリックの曲に衝撃を受けすぐにTSUTAYAでCDを借りた。
アラカルトだ。流行りの歌とは全く違う音楽に私はワクワクした。
夜寝る時もずっと聴いていた。
ライブも行ってみたいな、なんて思っていたが周りに好きな人がいなく
1人で行く勇気も、親を誘うなんてもってのほか。

そしてライブに一度も行く事なく衝撃のニュースを目にしてしまい
私のフジファブリックライフは徐々に消滅してしまった。
それでも再始動前のフジファブリックの曲は定期的に聴いていた。

そしてフジファブリックを知ってから20年経った今年、参加する事になったフェスにフジファブリックが出演するとの事で少し楽しみにしていた。
フェス自体初だった私はとにかく楽しみにしていた。

そして当日、20年越しの生のフジファブリック。
何が何だかわからない、だけど目の前にいる彼らに胸が締め付けられた。
嬉しいのか、悲しいのか、よくわからない感情で胸が痛く、勝手に出てきた涙。
タオルを握る手に力が入る。
ステージにいる、何ども画面越しで観た彼らはちゃんと実在していたんだ。
本物だ。歌は新しい曲、昔聴いていたのじゃない、でも一緒だ。

あぁ、フジファブリックはずっとフジファブリックだったんた!
彼らはあの人がいなくなっても何一つ変わってなんかいなかったんだ!

そう思ってしまった後は止まらぬ涙と共に彼らの音楽を全身全霊で楽しんだ。

そして私にはステージ上に彼がいるように感じた。




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