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AEDがR18指定!?

少し前の話
ある日、駅前のコンビニに立ち寄った私。

入り口近くに貼られた「AED設置施設」のステッカーを見て、心の中で小さくガッツポーズを決めた。
AEDが設置されている場所が増えるのは、とても喜ばしいことだ。
命を救うための機器がここにもある、そう思いながら店内に足を踏み入れた。

ところが、いくら探してもAEDは見当たらない。
レジの近く、ドリンクコーナー、トイレの前、普通にAEDが置かれていそうな場所を一通り探してみたけれど、どこにもない。
少し困惑しながらも、あきらめずにさらに店内を進んでみた。

そして、目に入ったのは成人雑誌コーナー!!


そこに何気なく目を向けると、驚くべき光景が広がっていた。
なんと、成人雑誌の間に見慣れた赤い箱がひっそりと隠れていたのだ。
まさかと思い、もう一度確認するために3度見くらいしてみたが、間違いなくそれはAEDだった。

『R18指定のAEDかよっ!?』


と心の中で突っ込みたくなる気持ちを押さえながら、周囲の目が気になり始めた。

誰もが使える場所のはずが、近寄りづらい場所に設置とは、、、
しかも道行く人とめっちゃ目が合う、、、

成人雑誌コーナーの前で立ち止まっている私は、どう見ても雑誌を取るかどうか悩んでいる人にしか見えないだろう。結局、誰にも気づかれずにAEDを確認する勇気は出なかった。

さらに状況を悪化させることなく店員さんに話しかけることもできず、何も言えないまま静かにコンビニを後にした。
心の中で「AEDがR18指定だなんて」と呟きながら、外に出た後もその光景が頭から離れなかった。
AEDの重要性を考えると、その設置場所は不適切にもほどがある。

成人雑誌の間にAEDが置かれているなんて、誰が思いつくのか。
誰もがすぐに見つけられ、すぐに使える場所に設置されているべきなのに。
この状況では、緊急時に誰も手に取ることができないだろう。

特に緊急時にAEDを取ろうとしたら、他の利用客には「この人、成人雑誌を取りに来たの?」と勘違いされて白い目で見られるのだ。どういうこと!?と心の中で叫びつつ、何も言えずにコンビニを後にするしかなかった。

その後、別のコンビニに行っても、まず成人雑誌コーナーから探すことにしたのは内緒だ。

教訓:18歳未満の方でもAEDを使用することができます。
AEDはわかりやすい場所に設置しましょう。ましてや成人雑誌コーナーの真ん中に設置するのはやめましょう。命を救うための機器は、迅速に使える場所に適切に設置することが大切です。

これを読んでいるあなたも、ぜひAEDの設置場所に気を配ってみてください

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