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2020年10月の記事一覧
野川の流れに父を想う
久しぶり西の中天に大きな星1つ輝いて居る。
あちこちの水溜りを避けながら歩く団地の道は静か。鳩が私の足音にも平気に集まって何か啄ばんでいる。今朝は冷えると聞いたので上着を覇をって野川の遊歩道に出た。
野川の流れは一定では無い。勢いよく流れているかと思えば、波などなく鯉の姿がハッキリ見える。水鳥の泳ぎで出来る、幾重もの輪だけが浮かぶ場所もある。
私の耳の奥で、今NHKが放映して居る「エール」の中で奏
野川でリンばぁを思う
私はいつの間にか88才と言う歳を越した。雨やゴミ等交えながら流れて行く川の流れに似て、わりに素直な気持ちで年を重ねて来たと思う。
母の実家は私の家から近かった。その近くには母の妹の家も有り、男の子だったが従兄弟も居た。母の弟達も未だ学生だった。母と2人の家より賑やかで楽しいから、小学校に入る前の私は 殆ど母の実家に居た。
私の祖母のリンばぁは、私の母が長女で、その下に女、男、男、男、男と6人の子持