皮膚むしり症

私は幼少期から成人してだいぶ経つまで爪を噛む癖がありました。
幼少期はとにかく「みっともないからやめなさい！」と怒られる日々。
でも自分でも気付かないうちに口元に指があって、血が出たことで「またバレる！」と焦ってやめるの繰り返しでした。
でも幼い子どもの隠ぺい工作なんて大人はすぐに見破ってしまいますよね。
なので結局は叱られる。
ピアノを習っていたのでピアノの先生にも毎回嫌な顔をされました。
爪を噛む癖を克服できたのは20代後半。
当時のパートナーが根気強く説得してくれたおかげです。
今私の指の爪はごくごく普通だと思います。
でも人に見えにくい部分…足の爪を剝ぐことはやめられていません。
爪を剥ぐんだからもちろん痛いです。
しばらく爪がない状態で生活しないといけないので絆創膏まみれです。
最近劇症型ウイルスの話題を見て「感染経路で多いのが足のケガ」と見ました。
ケガだらけの自分、めちゃくちゃ危ないじゃん…と怖くなったのですがただそれだけ。
もし本当にその病気にかかったらきっと後悔する。
でも手の爪を噛んでいた時と同じで気付いたら血が出ているんです。
やめようという気持ちはもちろんあります。
何とか足の爪が目に入らないように包帯でぐるぐる巻きにしてみたり、気を紛らわせるために別のことをしてみたり……。
でも気付いたら血まみれなんです。
そして私は最近までこの状態に病名？がついているとは思っていませんでした。
芸能人のどなたかが告白されていて「あ、これって自傷行為なんだ」と人ごとのように思ったくらいで。
定義としては

皮膚むしり症 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

ということらしいです。

長年むしり続けた個所にまともな爪は生えてこなくなりました。
生えてくるのは変形した、爪と皮の間のようなもの。
色は赤黒い感じです。
むいた直後は痛みますがしばらくすると特に何も感じなくなります。
治りかけは爪より柔らかいものがついている程度なので更にむきやすく……悪循環ですね。
改善方法でネイルなどで可愛くしてごまかすというのもありましたがネイルできるほどの爪も残っていませんし、ネイリストさんにそんな爪を見せるのも恥ずかしい。
普通じゃないって自覚はあるから。
夏場にサンダルを履く時はちょっと濃いめカラーの5本指ストッキングを履きます。
でもガタガタの爪のようなものが引っかかって破ける。
面倒だし、お金がもったいないのでスニーカー生活になりました。

これを書きながらもやめたいな～と思っているのですが……どうなることやら。

これとは別に髪の毛を抜く癖もありました。
それは結構表に見えやすかったので小学校低学年には克服できました。
でも見えない部分に対する悪癖をどうにかするのは本当に難しい。
何かいい方法があれば知りたいものです。