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続・ワイメア真言寺でのお話し

お寺に着くと崖の真下に2つの建物があり、
教会っぽい左の建物に行ってみました。

小さな塔に囲まれていました

入り口はカギが掛かってい建物のて横の方に周り、
Helloと声をかけると中から
はーい🙋
と日本語で返事が返ってきて、中から日本人の方が出て来られました。

カウアイ島に来て初めて会えた日本の方だったのでとっても嬉しくなりました。

ご住職の平尾こうとくさん

こうとくさんから
真言宗の教えのお話し、
ハワイに移民として来た日本人のお話し、
このお寺が出来たお話し、
裏の崖には王族のお墓がある事、
ハワイの小人伝説お話し等
沢山のお話しを聞かせていただきました。 

中でも移民のお話しはとても衝撃的で心に残っています。

150年くらい前から国からの政策で、
田舎の貧しい地域(特に山口、広島、熊本、沖縄)
の方に向けて、
ハワイにサトウキビ労働者として行けば、
裕福な生活が出来るという理由で日本政府がアメリカの要請を受けて募集したそうです。

しかし
移民として来た日本人の生活は裕福なものではなく労働条件はかなり過酷なもので奴隷みたいな生活だったらしく
帰りたくても日本には帰れない状況だったそうです

その後に起きた真珠湾攻撃により日本とアメリカとの間で戦争が始まった事で、
ハワイに住む日本人は現地の人から差別的な迫害を受ける様になったそうです

そんな経験から平和を願い、そして日本の事を思い出せるようにお遍路巡りに見立てた88本のミサイル形の仏様をお寺の周りに並べたんですよ。
と教えてくださいました。

今でも年に一度地域の方が88ヶ所巡りをお参りするそうです。

ミサイル型の仏様
88本並んでました

ご住職に
僕も88ヶ所巡りやってもイイですか?
と聞くと。
イイですよ〜と言われたので
やり方を教えて頂くと、

1番から順番に
一礼し、
南無大師遍照金剛
と3回唱えて
次へいく、これを88本全部にお参りしていく。

これはどんな意味なんですか?と聞くと
南無大師とは空海さんの事で
遍照とはこの世界をあまねく照らす
金剛とはダイヤモンドのような強い意志
という意味だそうです
 
これは一人ひとりが
空海さんと一緒に
この世界のすべてを照らす
ヒカリの存在だという事を思い出す

という意味なんだと、1人ひとりが世界の光で
ある事を思い出す意味が込められているだなぁ
と感じました。

僕はコレをやりたいんだと。

当時の日系移民の方々の気持ちを想いながら
1番目からお参りしていくと

10番目くらいから

なぜか涙が溢れてきて大号泣…

何の涙か分かりませんが、感謝の想いだったような感じでした。

そのままお参りを続け88番目まで終えました。

こうとくさんにお礼を伝え、
帰りにお土産のコーヒーまでいただきました。

ありがとうございました✨🙏✨
帰り道の風景
夕焼け
夕焼け2

ここに立ち寄って当時のお話し聞けて、お参りさせていただいて、大きなひとつの心の中で癒しが起きたようでした。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

皆さんの心の平安を感じています😌🙏✨

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