川田龍平議員の、厚労省委員会質疑応答から、ワクチンmRNAが人体に取り込まれる懸念について考える。

 「豚ゴリラ」さんが挙げてくださった動画で、川田議員がワクチンRNAが人体に取り込まれる懸念について、厚労省委員会において質問していることがわかります。一つの進歩ではないでしょうか。

 前半部分に川田議員が質問しているのは、裁判所に命じられてファイザー社が公開した資料の一部。1291件の有害事象が報告されています。
 日本語に訳してくださった方がいるようなのですが、この資料を眺めるだけでも、とんでもない狂気が起こっている気がしないでもありません。

 考えたいのは「コロナワクチンのmRNAが逆転写されて人体に取り込まれることについて」についてです。
 川田議員の質問に対して、厚労省の担当の方の答弁からまず考えてみたいです。

 まず前提として当たり前ですが、厚労省はこの論文を読んでいます。

その論文でございますが、まず人の肝癌細胞由来のバイオ細胞を使っているという点、試験管内ということで、人の細胞とは異なるということで、、曝露量についても高濃度になるのではないかと考えられまして、この論文の実験結果については今申し上げたことから、当該事象が必ずしも人体で生じるわけではないということは留意すべきではないかと考えておりまして、当該論文のみではワクチン接種の安全性を論じることはできないのではないかと、考えています。

 厚労省の方がいう論理も納得できる部分はあります。

 でもここからは科学を超えてその人の思想の話になると思います。

 1.当該事象が必ずしも人体で生じるわけではない→当該論文のみではワクチン接種の安全性を論じることはできない、と考えるか。

 2.当該事象が必ずしも人体で生じるわけではない→当該事象が生じる可能性もあるから、精査が必要と考えるのか。

 私は2の考え方なので、ワクチン慎重を主張していますが、もちろん1の考えもありだとは思います。

 でも国が1のような考え方でワクチン接種を推奨していることは、事実として知っておいたほうがいいと思います。

 次に考えたいのは、仮に本当にワクチンmRNAが逆転写されて人体に取り込まれるのならば、「あまりに巨悪すぎて信じられないような悪意」がある可能性もあるということです。

 私は1年前は「陰謀論とかそんなバカな話あるわけないじゃん」と思っていました。でも今ではもう「陰謀論」とか「ただのデマ」とは一蹴できない考えになりました。

 たとえば2010年のビルゲイツ講演です。コロナ騒ぎの10年も前です。

 ビルゲイツはコロナワクチンに巨額の投資をしています。もちろん新たな伝染病を予想して、人類のためにやっていたならば素晴らしいと思います。だけどもこの講演を聞くと、どうも目的は逆らしい気がしてしょうがありません

 「ワクチンによって人口の10%~15%削減できる」とはっきり言っています。

 そもそも地球環境が最も大切であり、二酸化炭素を減らすことが最優先だとビルゲイツが考えているのが分かります。建前か本音かはわかりませんが。そして二酸化炭素削減のために人口を減らすのが最も大切だと言っています。

そういった観点から、荒川央先生の「ブレーキの無いmRNAワクチン」を読むと、本当にこのワクチンは不気味なものに思えてきます。

 まずは、タンパクの開始コドンから最初の120ヌクレオチドを例に武漢型コロナウイルス、ファイザーのコロナワクチン、モデルナのコロナワクチンの表を荒川先生は紹介しています。
 mRNA遺伝子情報は塩基配列といって、アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、ウラシル(U)が暗号のように並んでいます。ただこの場合は、ウラシルはmRNAスイッチ機能向上のため、1-メチルシュードウリジンなのでUではなく「T」と表記されています。
 ・(ドット)は、武漢型コロナウイルスと同じことを現わします。これを見ると、けっこうワクチンの塩基配列に関しては武漢型コロナウイルスと違うように思えます。

画像1

  次にアミノ酸配列です。
 上記した塩基配列3つ一組で、1つのアミノ酸を作ります。(下図=コドン表)

画像2

 上の表の左上でいえば、塩基UUUと塩基UUCでフェニルアラニンというアミノ酸1つを作ります。
 表をみればわかるように、実は3つ一組の塩基配列と作られる1つのアミノ酸は1対1対応ではないです。たとえばアラニンというアミノ酸は、それぞれ塩基配列GCU、GCC、GCA、GCGからできます。このことを頭に入れておいていただいて、次の論点に入りたいと思います。

 次の図は、上図の塩基配列を基にして、コドン表をつかって実際に作られるアミノ酸配列です。

画像3

 上図を見て驚かないでしょうか。武漢型コロナウイルスと、コロナワクチンでは2か所しか作られるアミノ酸が変わっていません。

 以下は荒川先生の記事の引用です。太線は私です。

これを見ると、遺伝子配列とは対照的にタンパクの配列上はほとんど差異が見られません。2つのプロリン置換 (K986PおよびV987P) が見られるだけですが、これはスパイクタンパクを変形前の構造に固定させ、中和抗体を産生しやすくするためのものです。しかし他のアミノ酸配列はコロナウイルスのスパイクタンパクと同一です。そしてアミノ酸配列からはスパイクタンパクの毒性を取り除くための工夫の跡は見られません。これは驚くべき事なのですが、確かに「毒性の高いタンパクの遺伝子から毒性を取り除かず、ほぼそのままの状態のものを体内に投入している」という事です。この点においてはファイザーもモデルナも同様です。

 この辺は「スパイクタンパク質の毒性はコロナウイルスもコロナワクチンも変わりがなく、むしろシュードウリジン修飾されたワクチンの方が長く体内にとどまるため、毒性が高い可能性がある」という論点になるかと思いますが、これは今日の本題ではないので、とりあえずスルーさせていただきます。

確率がどれくらいなのかはっきりとは分かりませんが、RNAが逆転写されてゲノムに挿入される事はあり得ます。しかしながら、ゲノムから切り出すための組換えシグナルに当たるものが見当たらないのです。細胞生物学の手法には「ゲノムに挿入した遺伝子を切り出す技術」があり、その時に使われる遺伝子組換え配列もよく知られています。例えばloxP配列などです。タンパクの生産を止めるのは簡単ではありませんが、タンパクを分解するためのシグナルは知られています。誘導可能なデグロンなどです。ただ、それらは基礎研究の技術なので、そのまま人体に即応用可能といった簡単なものでもありません。ではそのような技術をどうやって遺伝子ワクチンに応用するか?それは外野が指摘するような事ではなく、それこそがワクチン開発者の仕事になるでしょう。基礎研究を臨床に応用するには時間もかかりますし、たくさんのトライ&エラーが必要となります。けれどもそんな事は人命の前では言い訳にもならないでしょう。現段階では制御する方法も無いのに、毒素を大量生産する装置を健康な人の体内に導入すべきではないのです。

 つまり、今回のワクチンでは、万一mRNAワクチンが逆転写されて体内に取り込まれても、それを切り出す工夫がなにもされていないということです。ワクチン製造者がただの無知のはずがないと思います。わかってやっていると私は思っています。

 さらに、私からすると最も不気味なことを、荒川先生は突き止めました。

もう一つ懸念事項があります。ゲノムに組み込まれた場合に予期しないタンパクが作られたりしないか、という事です。RNAからはタンパクへの翻訳は一方向に起こります。しかしRNAワクチンが逆転写されてゲノムに取り込まれた場合、相補鎖 (二本鎖DNAの反対側) から逆方向に転写され、そこからもタンパクへの翻訳が起こる可能性があります。

 では仮に逆転写されたとして、相補鎖からどのようなたんぱく質ができることになるのでしょうか。

 前提知識として荒川先生の記事からちょっと補足して書きますと、RNAを構成するヌクレオチドは4種類なので、コドンの組み合わせは4 x 4 x 4 = 64通りです。このうち、アミノ酸をコードしない終止コドンは3つあります。上記コドン表をみていただければと思います。RNAの並びがランダムな場合、終止コドンは3/64、つまり約20アミノ酸に一回の割合で出てきます。

 まずは武漢型コロナウイルスです。

画像4

 次にモデルナ社コロナワクチンです。

画像5

 最後にファイザー社コロナワクチンです。

画像6

 見比べて驚きませんでしょうか。明らかにファイザー社だけ、わけのわからないタンパク質が作られる設計になっています。

ファイザーのRNAワクチンでは終始コドンが少なく、82番目のアミノ酸以降は終末端付近まで皆無です。開始コドンのメチオニンから終末端付近の翻訳停止シグナルまで1295アミノ酸のオープンリーディングフレーム (読み枠;タンパクに翻訳可能な遺伝子配列) が取れます。終始コドンは通常1/20の割合でできますので、偶然ではこのように長いタンパクの読み枠は取れません。これは本当に偶然の産物なのでしょうか。

 これを偶然だと思う人は思えばいいです。でも私はどう考えたって偶然じゃないと思います。

 つまりファイザー社は、mRNAワクチンが人体に取り込まれることをはっきりと見越して、ワクチンの設計をしていると思っています。

 このよくわからないタンパク質が人にとって有益なものならばいいです。でもそれは希望的観測といったものでしょう。コロナワクチンに世界最大規模額を投資しているビルゲイツが「ワクチンによって人口を削減できる」と言っているのですから。

 日本では「ワクワクキャンペーン」という、ある意味「ワクチンパスポート変異種」みたいなものが始まるようです。ワクチン3回接種者はイベント料金が割引されるらしいです。

 日本政府がアメリカの言うがままなのは、敗戦以来しょうがないのかもしれないです。その結果、たとえば中国人の間では「国際情勢での日本の出方は考える必要がない。アメリカの言うことを100%やるだけだから、アメリカの意向だけ考えて日本対策すればいい」と言われています。

 だから考えると、アメリカの「ジャパンハンドラー」から、日本政府に「日本の人口を○○%減らせ」とか「ワクチンは必ず3回目までは接種させよ」との命令が来ているのでしょう。

 前菅総理の「言い間違え」です。

 普通こんな言い間違えしますかね。「人口が減少している効果が出始めている」なんて、ちょっとした言い間違えとは思えないのです。
 そもそもフロイトによれば、言い間違えは無意識の願望です。政府は国民は減少してほしいと思っているかもしれないですね。

 結論としましては、権力機関が高圧的に推進することは疑った方がいいと思います。もう科学とかエビデンスを超える感覚で、私はその感覚を最も大切にしています。先の敗戦で経験していることだと私は思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?