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眼福のヴィクトリアン・ジュエリー

2023年4月某日
愛のヴィクトリアン・ジュエリー 華麗なる英国のライフスタイル
大倉集古館


まもなく戴冠式がおこなわれるイングランドの王室。
本格的にクイーンからキングの時代に。
イングランドでは女王の治世に栄えてきたと聞いたことがある。

女性の方がいろんなことが起こってもしなやかに対応できるのかしらね?と推測してみたり。
自分の欲望を実現するために法律を変えたり処刑したりしたゴリゴリな王が、結構人気があったりするらしいけれど(中野京子先生の受け売り)。

それはさておき。
大英帝国がもっとも繁栄したというヴィクトリア女王の治世。
世界史はあまり詳しくないけども…植民地政策や工業力・軍事力、その前の産業革命の流れが大きかったのかと。

いわゆる上流階級が台頭してきて、宝飾品もこの時期に多彩な展開をしたらしい。
「ヴィクトリアン・ジュエリー」というジャンルがあるようだし。

という事前の知識はあまりなくって、なんとなく気になったこちらの展覧会。
とにかく綺麗なものに触れたかったのか…あるいは愛を感じたかったのか…私。
大倉集古館とジュエリーって組み合わせもちょっと意外な感じがして、そこも興味をひかれたポイントかもしれない。


ダイヤモンド ルビー エメラルド サファイア ターコイズ 真珠
ゴールド シルバー
ジェット エナメル 虫
ヘアジュエリー 愛のメッセージ
レース カメオ

まあとにかく素材もモチーフもデザインもバラエティ豊か。
さすが「太陽の沈まない帝国」。
豊富な素材を手にして、職人も技を磨いて、相乗効果でゴージャス&ラグジュアリーなジュエリーへと結実していったんだなあ。

作り手の大胆さと繊細さが味わえた。
宝石のきらめきを感じるために、ちょっと前後左右に体を揺らしながら鑑賞。
ただじーっとして見つめててもねえ。
キラキラのきらめきとゆらめきにときめき。


アンティークってなぜかグッとくるものがある。
いつの時代も人々を魅了するものがアンティークになっていくってことかな。
そして大事に引き継がれていく。

ということで帰りがてら立ち寄ったショップで、アンティークのボタンを購入。
新しく作ったコートにつけたら、あら素敵。
なんだかちょっぴりラグジュアリーな気分になれた。
日々の生活にちょっとしたスパイスを自分なりに取り入れていくのって、いいよね!


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