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一人っ子介護

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認知症の母、パーキンソン病の父の介護を経験し、思ったことを綴りたいと思います。
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育休中に亡くなった父への思い②

第2子の育休中に父がなくなりました。 自分の中では、後悔の気持ちが残り、なかなか気持ちの整理ができないので、noteに書きたいと思います。 前回の話はこちらです。 ついに父が危篤状態に7月29日の朝、施設から電話がありました。 「お父様の体調が悪化しました。目の焦点が合わず、尿の量もだいぶ少なくなっています。今から医師に来てもらいますが、こちらに来れそうですか?」 子どもたちを夫に任せ、私は、急いで施設に向かいました。 施設につき、父の部屋に入ると、完全に目の焦点

突然はじまる親の介護。すぐにでも親の介護について考えるべき!

突然始まる親の介護。 介護について事前に親と話し合っている人なんて、ほとんどいないと思います。 実際に私もそうでした。 でも、実際に両親が要介護者になった今、もっと事前にいろいろと話し合っておくべきだったなと後悔しています。 特にお金関係は、親が動けなくなる前に確認しておくべきです。 私の父は、お金を分散させて貯蓄していたので、複数の口座があります。 「通帳がどこにあるのか、銀行印はどれなのか、キャッシュカードの暗証番号は?」 確認しなければいけないことがたくさんあり、今パ

親が老いていくのを見るのは切ない・・・

自分の親がだんだんと高齢になって老いていく姿を見るのは、悲しいことですね・・・ 以前は、頼りにしていた親も高齢になるにつれて、弱々しい姿に・・・。 今回は、現在入院中の父と久々に面会した時に感じたことを書きたいと思います。 入院中は、ADLが低下する、字を書くことすら困難になった父先日、久々に入院中の父と面会ができました。 コロナが5類感染症へ移行してからも、今入院している病院は、面会ができません。 今回は、「老人ホームの前払い金の振込で必要な委任状を書いてもらわないと

親の延命治療についてどう考える・・・?

親に万が一のことが起きた時、「延命治療をどこまでするのか」考えたことはありますか? 親が元気なうちからこのような話をする機会は、なかなかないかと思います。 私も両親と延命治療について話し合ったことはありませんでしたが、今になって親が元気なうちにきちんと話し合っておくべきだったと後悔しています。 こんな縁起でもないことをnoteに書こうと思ったのは、私自身が、現在寝たきり状態の父と「延命治療について」きちんと話すことができず、後悔しているからです。 今回は、点滴による延命治

育休中に亡くなった父への思い①

第2子を出産して育休中に父が亡くなりました。 82歳でした。 「いつかは自分の親もいなくなる時が来る・・・」 なんとなくは覚悟をしてはいましたが、今でも父が亡くなったなんて信じられません。 先日、納骨を終えましたが、自分の中では、まだ気持ちの整理ができずにいます。 自分の気持ちを整理するためにも亡くなった父への思いをnoteに書きたいと思います。 入院して体調が悪化 認知症の母とサ高住(サービス付き高齢者住宅)で生活していた父はパーキンソン病、腎機能低下など様々なリス