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#ハーゲンダッツ が気づかせてくれたこと

ツイッターで知った新作アイス

会社からの帰りの電車で、スマホでツイッターを眺めていたら、こんな記事が目に飛び込んできた。

心の中でキャー!!と叫んだ。あのハーゲンダッツから乳不使用のアイスが発売になっただなんて、大ニュース。

私は、乳アレルギーの家族が食べられるスイーツを日々探している。たとえば、ネットで「乳不使用 アイス」「アレルギー対応 ケーキ」などと検索する。

しかし今日は、全くリサーチ態勢に入っていないのに、勝手にツイッターが情報を用意してくれていたのだ。突然手に入れた朗報に、私は驚きとうれしさでとても興奮していた。

「そうだ、電車を降りたら、駅の近くのスーパーに寄ろう。ここは神奈川県だから、もしかしたら置いてあるかもしれない」

下車して、足早にスーパーへ向かった。

ハーゲンダッツさん、ありがとう

時々自分へのご褒美で食べるハーゲンダッツのアイスは、濃厚クリーミーが特徴。対して、これまで食べてきた他メーカーの豆乳アイスは、さっぱりヘルシーが特徴。

「ハーゲンダッツ=濃厚」「豆乳=さっぱり」の場合、「ハーゲンダッツ×豆乳」はどうなるの?
好奇心と期待でワクワク、ドキドキだった。

そして、最初の一口を頂いた。

「あ、やっぱりハーゲンダッツ」

「ハーゲンダッツ×豆乳=濃厚なのにヘルシー」が正解だった。なぜ、こんなことができるんだろうか?

その理由を知りたいけれど、こんなに美味しくて幸せにさせてくれたのだから、理由は知らなくてもまぁいいか。そんな気持ちになった。
ハーゲンダッツさん、お見事です。ごちそうさまでした。

ハーゲンダッツ 豆乳うまれのGREEN CRAFT
(5/23 1都7県限定発売)

フィルターバブルの功罪

それはそうと、私はツイッターでハーゲンダッツ社をフォローしているわけでもないし、知人がツイートしたわけでもない。これは時々耳にする「フィルターバブル」という仕組みのせいだろうなと思った。

「フィルターバブル」=個人の検索履歴をアルゴリズム学習し、ユーザーが “見たいだろう“ 情報を優先的に表示するインターネットの仕組み。

この仕組みのメリットは、ユーザーが得たい情報がダイレクトに入るようになることで、欲しい商品、サービスに出会える確度が高まる点にある。情報提供したい側にとっても、情報を受けたい側にとってもありがたい。

では、デメリットは何か?

ユーザーは、自分の興味に合わない情報から隔離されてしまうので、自身の価値観の「バブル(泡)」の中へと孤立してしまう点だ。思い込み、偏見を持ちやすい情報環境が作られてしまうリスクだ。

メリットを享受しつつデメリットを避けるために

私は冒頭述べたように、インターネットを使って乳不使用のスイーツを探したり、飲食店のメニューのアレルギー情報を検索している。アレルギー専門医のツイッターをフォローしたり。そんなことから、アレルギー児の母親に有用なフィルターバブルが作られているんだろう。

もし今回私がツイッターを見なかったら、新商品の存在を相当遅れて知ることになっていただろうし、知った頃には既に販売中止になっていて、新作アイスを食べられなかったかもしれない。

そうならなくて済んだ(美味しいアイスを家族で笑顔で頂くことができた!)のは、間違いなくフィルターバブルのおかげだ。

しかし、その裏に潜むデメリットも、頭の片隅に置いておかなくてはいけないということに気付いた。

SNSとのお付き合いはほどほどが丁度いい。新聞、書籍、テレビ、リアル等、幅広い情報収集を心がけよう。そして、自分の価値観を孤立させないために、時には勇気を持ってアウェイの領域にも飛び込んでみる気持ちと行動力。
これが大事なのだろうなと思った。

ありがとう #ハーゲンダッツ  
全国販売・レギュラー商品になることを
願っています

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