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“花屋の店員はキレイ“説

先日、仕事で、モデルのお仕事をしている方とお話する機会があった。聞けば、モデル業と掛け持ちで花屋でアルバイトをしているとのこと。

そのモデルさんは端正な顔立ちで、遠くから見てもハッとさせられるほど透明感があって整ったお肌をしていた。

「なるほど、あの話は本当だったんだ」

あの話というのは、以前、職場の同僚が教えてくれた“ 花屋の店員は(肌が)キレイ” という説。

私には花屋で働く知り合いがいないし、これまで花屋に行って店員さんの顔をマジマジと見ることもなかったから、同僚が唱えるこの説にピンと来ていなかったのだが、このモデルさんを目の前にして、ようやく合点がいった。

ところで、その説には科学的根拠があるのだろうか。気になって少し調べてみた。

グリーンアメニティの心理的効果

室内に植物を配置することで、人は心が癒やされ、より快適に過ごせるということは様々な研究分野で検証が行われていて、この効果には「グリーンアメニティ」という名前も付いていた(*)。

愛媛大学農学部の研究では、花のある室内環境で過ごす場合と花のない環境で過ごす場合とで、脳から出されるα波とβ波のパワーバランスを比較する実験が行われていた。花のある室内環境で過ごす場合、ない環境で過ごす場合と比べて「脳が快適だと感じている」ことが示されていた。

また、花が同じ空間にあることで、人は落ち着きやストレスの緩和を感じていることも、この論文では示唆されていた。 

なるほど、心と肌は繋がっているから、花が心に良い影響をもたらせば、その結果、肌もまた穏やかで美しくいられるということなのだろうか。

花を美容にもっと役立てたい

そんなことなら、もっと花を美容に役立てられないのかなと思ってしまう。

生花を育てるの手間だし、高価なのにすぐ枯れる・・・という理由で、自分のために花を買うことにハードルを感じる人が多いと思う。
でも、それでは何だかもったいない。何かいいアイディアはないものか。

まずは自分から行動してみよう。定期的に花を買い、部屋に置いて、花のある空間でたくさん過ごしてみよう。花の種類が変われば気分も変わるだろう。何か心身の変化が起きるだろうか。

というわけで、花屋の店員さんに近づくべく、今年は花のある空間でたくさんテレワークしようと思う。

*グリーンアメニティの心理的効果に関する最近の研究 植物環境工学 2008 年 20 巻 4 号 p. 236-241    仁科 弘重
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shita/20/4/20_4_236/_pdf/-char/ja




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