羽村

はじめまして。

羽村

はじめまして。

最近の記事

秋の空

緩やかで苦しい音が頭を殴った 脳髄が揺れ出て来て溶けて 体が心が壊れそう 唯一の救いみたいに 夕暮れの色が貴方を包んでいる 過激な事実を抱えながら 今も生きているのね そんな貴方に尋ねて困らせたい そんな風に恋を奏でさせる人は誰なの もっとロックに昇華させて聴かせて

    • 嵐の前の静けさ

      空が重くて 朝なのに暗くて 頭が痛むのは いつものこと 粋なお洒落もシルバーアクセも なんにもしっくりこなくて困る じゃあ今日はベッドに逆再生 裸な自由 私たちは輝いている このまま二人で 死ぬまで眠ろう 羽が千切れて 出逢えたの初めて 息が上がるのは 生きた証拠 澄んだ瞳のフューチャーリアルも この先ずっと隣で見守る だから今度は素直に愛されて 止まない成長 私たちは揺らめいている 意のまま二人で 死ぬまで生きよう

      • 私じゃなくて貴方が泣いて

        私が欲しいラブソングを歌ってよ 恋人みたいに寄り添って その綺麗な顔を歪ませながら 声を鳴らしてよ 近づかないで 寄らないで ねぇあの時のリングは錆びたよ 消毒液を飲み込んで内臓から洗い流したい 貴方にはもう二度と逢えなくてもいいけど 誇り高く生きたかったから 月が綺麗な夜に抜け出して来てよ 本当は言いたいそうやって 愛の告白は目を潤ませながら 胸を痛めてよ 切り上げないで 逃げないで ねぇあの時のレースはほつれたよ 鎮痛剤を舐め合って教科書から学び直したい 貴方と

        • Baby Face

          桜色のくちびるを引き結んで あなたは今どこでなにをしているのでしょう 希望と絶望の狭間で生きるあなたが 助けを叫べる最後の人になりたい 壊してもいい泣いてもいいよ 私にだけ見せる姿も いつかは昇華されていくのだろうけれど それまでは二人だけの思い出 膝枕でようやく寝息を立てるあなたの 髪を梳かしながら祈ります この人から何一つとして奪わないでください

        秋の空

          Blue

          誰にも理解できない貴方だけの領域 その話を今夜また聞かせて 産まれたままの姿で目を見ながら 羽毛一杯のベッドの上で 集中して 神経を昂らせて 一世一代の 愛してる 貝殻を集めて投げつけ合った 砂浜の濡れた足跡 不意に虚しくなった時 後ろから抱き竦められる 誰にも理解できない貴方だけの聖域 その話を今夜また聞かせる 繋いだままの心で手を合わせて 祈る未来の一端の淵で 夢中なれ 心臓を躍らせて 今世紀最大の 愛してる 花弁を拾って飾りつけ合った アスファルトの冷たい足元

          リリック

          貴方はどんな風に I Love Youを訳しますか? それを私に伝えてくれますか? 一生の内緒にして 墓場まで持って行きますか? まぁいいよ別にそれでも 今こんなことしてる時点でわかってるよ 理解しているよ 納得もしているよ 共に階段を転げ落ちても 感じてるよ 初めてを繰り返す仕草も言葉も 繋がっていると思わせてくれる 無数の証拠 私はこんな風に そうI Adore Youと想っているから これを貴方に伝えることしか 心臓の終点駅故 愛想なんて捨てて生きとるわ やぁこ

          リリック

          Summer End

          あなたの横顔 あの人に似ているの でも心は違う 唯一無二 サーキュレーターをふたりで買ったけど この夏はほとんど家にいなくて 海ばっか行ってたね 焼けると火傷になっちゃう私に パーカーを被せてあなたはサーフィン 眺める私は移ろう波に呑み込まれそうでした 描いたの似顔絵 うたた寝しているところ いっそ私のこと全部 タリラリラ サーチライトをふたりで壊したいけど この世はどこまでも眩しく残酷で 夢ばっか語ってたね 焼けるほど愛してると泣いちゃう私に レインボー見つけてあ

          チートデイ

          桃色リップをお口に入れて 噛み砕いて口付けてあげるわ 瞼閉じないでよく見なさい 私の心の中 こういう関係がお望み通りでしょう?きっと あなたがもの好きなの知っているから 繊細なところも全部引っ括めて 私が自由にしてあげる 鬱蒼カップを床に投げつけ 走り回って笑ってあげるわ 心配しないでよく見なさい 私の体の中 ああいう物語がお望み通りでしょう?きっと あなたが西洋塗れなの知っているから 泣き虫なところも全部輝かせて 2人で伝説になってやろう

          チートデイ

          牛乳に浸したパン

          「どうして泣いたら瞼が腫れるの? 水分を出してるのに」 なんて幼稚なことを問う私にそっと笑って 簡単に理由を教えてくれるあなたの優しさが好き 見るもの全てが気になる子どもみたいな私のことを あやすみたいに鎮めてくれるの あなたが好き

          牛乳に浸したパン

          22

          君が崩したケーキの代わりになりたい 苺と生クリームとスポンジが混ざってぐちゃぐちゃ フォークでベッドを壊した君の手 こけた頬の輪郭をなぞったら 湿ってざらついた肌の感触 視界が悪そうな重ための前髪がいじらしくて愛しい 心に溜まったゴミを出すみたいに私に触って よく噛んで飲み込んでね

          過激派純情乙女可憐

          カラオケ屋であなたに向かって ちょっととんでもない題名した歌を歌ったら あなたはどんな顔を見せてくれますか 盛り上げるために消した電気は 吉と出ますか?凶と出ますか? 真面目で気が利く優しいあなたの 困り顔に気付かないふりをして 演奏中止は意地でも押さない 私の本当のとこ知って欲しいです カラオケ屋でわたしに向かって ちょっとストレート過ぎるラブソング歌ってる わたしはどんな顔をしていますか 切り抜ける為に頼んだポテトは 幸と出ますか?不幸と出ますか? 真面目で気が利く優し

          過激派純情乙女可憐

          独白

          私だって、初めての海外は映画祭がいい。  あの俳優は、メイキングで放った言葉を現実にした。  でも私は、もう輝く十代ではないし、モラトリアムなんてとうの昔だ。  未成年という肩書きを持つ年齢が引き下げられても、この文字の持つ力は偉大だと私は思う。  分かっているつもりだ。十代だけが、尊いわけじゃないと。分かっているつもりだ。十代だけが、青春じゃないと。  いつからか、小学校低学年の頃の、誰の間違いをもすぐに訂正する、自信満々な私は、消えてなくなった。  今では、自分で自分の人

          Living

          もうあなたは往年のスーパースターの様だ ずっと遠くにいる 震えていた手も今やもうさメロイック よく似合ってるよ 輝いてる 白い肌に滴る汗の雫さえ 離れることを拒んでいるよ 想いのままに自然に優しく 奏でる声は 私の心に寄り添い また明日を眺めることを赦される

          極限の赤

          中指勃てちゃう系アイドル is YOU 生々しい発言も行動も法の外 禁断症状発症しちゃうよ 貴方の歌声にその視線は殺されそうだ グロくても良いじゃん人間なんだもの ありのままを削りながら身を挺す 今にも何処かへ飛び立っては力尽きて 海に落下しそうなメカニズム 一瞬が大きく輝く そう神様の最高傑作 故に私の崇拝対象 重たく引き摺ってやんよ かかってこいよいつまでも永遠にな だから生きて

          極限の赤

          あなたの元へ皆勤賞

          何を言われても どんな目されても 好きが溢れて止まらないとは このことなんですね あーあ 神様 戯言聞いて 私の初恋の行方は一体 夏服着替えてリボンを締めて 髪も整え今日も私は あなたの元へ皆勤賞 愛を知らなくても トラウマあっても 勇気が溢れて止まらないのよ 挑むしかないですよね んーん 神様 お祈り聞いて 私も未来を作ってみたい 冬服着替えて手袋はめて 瞼彩り今日も私は あなたの元へ皆勤賞

          あなたの元へ皆勤賞

          夢舞台

          夢の舞台 やればいいじゃん やっちゃえばいい やればいいじゃん やっちゃえばいい 何故か否定の言葉は聞こえない 温度レス感じない いつまでも私 このままでいけそう どこまでも あぁ夢にまで見た舞台だ ようやく目醒めた今 青に飛び込んでいくダイヴ・ミー・スカイ やればいいじゃん やっちゃえばいい やればいいじゃん やっちゃえばいい もはや現実の方が夢みたい 感度レスなわけがない いつまでも私 このままでいけそう どこまでも あぁ辿り着くこと出来たんだ 溢れる皿の