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「追い詰めて」(詩)

鬱々とした笑顔。

全霊で表現して。

形骸化している。

壊れていて、心は揺れる。

姿形は黒く翳る。

自らを破滅に追い込む姿を。

傷を。

見て描くしか能がない。

見ていると

何故か、責任を感じた。

喪うことを思った。

……自分のことのように、辛かった。

見ていて痛々しい

傍観者。

……ただ、見ることしか出来ない。

(言い聞かして、黙らす弱さ。)

風に靡く髪。

笑う姿。

惑う姿。

焦燥の鎌に、

刈り取られてる姿。

自らを追い込む自分の誰か。

見かけては自壊する形は

自らの顕身?

「笑顔」

崩さず告げた虚空へ。

「楽しいのか、楽しくないのか。」

幸と不幸は、いずれ終わり。

未来の姿。

「who?」

原型も分からない程。

分からなくなる程

痛み、苦しんで。

境界線を見失って。

生と死を揺るがして。

……きっと、自らを壊す程の。

大きな、決断をして。

僕も

……そして、多分君も。

刃のような鋭い雷に。

赤く滲み、焦がれ墜ちて………


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