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面白い大阪(+関西)の政治38:京都市長選の波乱・前編


2024年2月執行の「京都市長選」。金使いの杜撰さが問題になった現職・門川大作は引退し、全員新人による争いとなったが何処か腑に落ちない結果であった。

維新に見放された候補

地域政党・京都党を代表する元京都市議の村山祥栄氏。当初は市議会内で連携を取っていた日本維新の会の推薦を得て、有力候補として優勢に事を進めていた。

架空パーティの発覚

潮目が変わったのは「架空の政治資金パーティ」を開いていた事が問題になったからだ。これにより維新の推薦が取り消され後ろ盾がない状態で市長選に挑む事になった。しかし既存政党が一緒くたになって応援した門川の後継者になす術はなかっただろう。はっきり言ってこれは自業自得しか言いようがない。

やらなければ勝てたのか?

架空パーティを開かなければ勝てたのかと言うと微妙だった。と言うのも京都には維新を徹底的に貶す維新嫌いの老害・西田昌司がいるからだ。隣の大阪での維新の勢いを京都でも…というのがいかないのは現状だ。コイツをどうにかしない限り京都の財政は厳しい状態が続く。
京都が「第二の夕張」になってしまったら紛れもなく門川と西田のせいだろう。
裏金なんて関係ない。西田昌司を京都から追い出さない限り京都の財政は立て直せない。

惜敗の共産系

京都弁護士会副会長である福山和人は「無所属」を表明していたが、実態は共産党が全面的にステルス支援していたバリバリの共産ジジイだ。
そもそも京都は共産が強いこともあり優位に進めようと頑張ってきた。
しかも上記の村山が維新の支援を無くした時がチャンスと見て、前市長の後継者を非難しまくって市長の座を奪取しようとしていた。

選挙当日にすることか?

いくら共産の支援が盤石であったとしても、2位であっては意味がない。その為なら公職選挙法に抵触することを平気でする。こいつらはそういう奴なんだ。
なんと様々な行動が制限される投票日当日、投票を促す投稿を各種SNSでやらかしている。
それだけじゃなくて投票日当日に電話ローラーして投票促すことも平気でやっていたのだ。
法に触れるけど「大した罰じゃない。罰則より効果あるならやる」というのがコイツらの言い分なんだろう。

辛勝の後継者

前職・門川の後継に指名され、自民・公明・立民などの推薦応援をもらった松井孝治。これまでの財政に対しての市民の不信から旗色は良くなかった。そんな中、有力候補・村山が架空の資金パーティー疑惑で維新の推薦を取り消された事から上向きに。維新嫌いで有名な西田昌司府連会長の陣頭指揮により逆転を目指したが…共産系と1,2万票差の辛勝となり、喜べる状態ではなかった。お前は村山の報道に救われて市長になったのに過ぎないからそこのとこ肝に銘じておくように。

さて気になることはまだあるが後半に続く。


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