面白い大阪の政治その2:おかしい大阪自民

国政の自民や日本維新の会の協力で開業を推し進める統合型リゾート・IR。
これの「カジノ」だけを切り取って国政から地方まで一丸となって反対してくる立憲民主や共産に対しては「あーはいはい」で流せる。
しかしこれはおかしいだろ!と言うことが誘致に積極的な大阪で起こっている。

自民党の中でも大阪市議会に席を持つ自民党の地方議員が反対しているのだ。
大体自民党員なら、上が行なっていることには不満があれど従うべきなのに、大阪自民の大阪市議会議員たちは国の政策にもケチをつけているのだ。
というかIRそのものを一番推し進めているのは大阪の隣・和歌山県にて大きな力を持つ二階俊博元自民党幹事長なのである。

自民党のドンに歯向かうなんて、お前らどんな神経してるの?これじゃ自民党本部からも冷遇されても仕方ない。

大阪自民、特に自民党大阪市議会議員団の行動原理には「維新憎し」が第一なのだ。
2010年代に橋下徹が創設した地域政党・大阪維新の会。
大阪の公的な組織を某錬金術漫画の原理みたいに
・現状の理解
・悪しき既得権益や公営事業の分解
・健全な運営への再構築
を行っている。
自民に所属していた大阪の地方議員のうち、改革と施行に理解・共感をして維新に移る者と既得権益を守りたいから反発して自民に残るものに別れた。
前文の後者が「自民党」に籍を置いているから「純粋な自民党員」と思われがちだが、大阪においては維新に既得権益を奪われて醜く騒ぎ立てることしかできない残り滓である。

コイツらにも意地があるらしく、すざましい執念で大阪都構想といわれる大阪市の特別区再編は2度も阻止されているわけだが、これに満足して他の選挙では維新に負けまくってる訳だが、大阪自民の選挙戦についてはまた後日お話ししたい。

それでは今日はこの辺で。


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