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【内定者が伝授】看護師の転職で合格を勝ち取る面接のポイントを解説

看護師の転職活動で、避けては通れないのが面接です。
一般的に書類選考後に面接になりますが、面接で合否が決まると言えるほど、重要な試験です。とはいっても、「何を質問されるかわからず不安だ」「面接のときのマナーは?」と何を準備したらいいのかわからなくて不安ですよね。
私自身、看護師で転職をした際に上記の不安があり何回も検索したものです。
また、キャリアアドバイザーとして看護師の転職をサポートしてきましたが、大半の看護師が面接対策に苦戦をしてました。
そこで、看護師の転職活動の際、面接時によく聞かれる質問や準備しておいたほうがいいことなどをまとめたので、ぜひご活用ください!


【重要度別】看護師の転職面接で聞かれる質問3選!


看護師の転職面接では、法人によって多少質問が変わってきますが、
ある程度質問内容は予想し、事前に対策可能です。
以下の3つに分けてご紹介しますので、回答の準備をしましょう。

  • 必ず聞かれる質問・回答例

  • よく聞かれる質問・回答例

  • 答えられると◎・準備したほうが良い質問・回答例

まずは重要度の高いものから解説していきます。

必ず聞かれる質問・回答例


以下の3つの質問は、どの法人であってもよく聞かれるので、答えられるように準備しましょう。

  • 自己紹介

  • 志望動機

  • 退職理由

下記で、内定のポイントを押さえた回答例をそれぞれご紹介します。

・「自己紹介をお願いします」
回答例:「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。○○と申します。○○大学看護学科を卒業後、○○病院整形外科、外科、内科の混合病棟で3年間勤務いたしました。今後、退院後の患者のサポートもしていきたいと思い、御事業所を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。」
→ポイント:氏名・出身大学・経験の3ポイントを簡潔に伝えましょう!

・「志望動機」
回答例:「私の看護観と御院の理念がマッチしていると感じたからです。私は病棟に3年間勤めた中で、退院後の患者のサポートが十分にできないと思うことが多々ありました。私自身、学生時代より在宅看護に興味があり、患者に寄り添った看護を大切にしていきたいと思っております。日々業務に追われ、寄り添う時間を確保できない病院も多いものの、御院は患者に寄り添った看護を大切にされているため、御院であれば自分の看護観に合った働き方ができると考え、志望いたしました。」

→ポイント:結論から伝えましょう!
上記の通り、法人の「理念」「経営方針」「看護体制」などを織り交ぜながら伝えると良いです。また、自分を採用することでどう貢献できるかも盛り込むと◎。

・「退職理由」
回答例:「患者様と向き合う中で、退院後のサポートをしていきたいと思い転職を決意いたしました。私は新卒から3年間○○科で努めた中で、基本的な手技を取得してまいりました。現在は学生の頃から興味があった在宅看護にもチャレンジしたいと考えています。御院は、急性期から在宅看護まで幅広い分野の環境が整っており、今までの経験を生かしながら、退院調整や在宅看護に携わることができると思いましたので、志望しました。」

→ポイント:ネガティブな内容は酒、ポジティブな言葉に変換して伝えましょう。
「残業が多かった」「人間関係が悪かった」などのネガティブ要素は、環境への適応能力がないと判断されてしまう可能性があるので注意しましょう。

よく聞かれる質問・回答例


どの病院でも必ず聞かれる訳ではありませんが、7〜8割の法人様で聞かれる頻度の高い質問は以下の通りです。

  • 「短所・長所」

  • 「看護観は?」

  • 「仕事をする中で印象に残ったエピソード」

  • 「看護師を目指したきっかけ」

以下で、それぞれの回答例をポイントと合わせてご紹介します。

・「短所・長所」
回答例:「長所は、計画性があるところです。毎日の看護計画を滞りなく進められるように一日一日計画を立てて業務に励んでおります。
短所は、突発的なことが起こると焦ってしまうところです。その際は、まず文字に書き出し、物事の優先順位をつけて行動するようにしております。」
→ポイント:長所においては、具体的に仕事でどう役に立ったかなどを盛り込みながら伝えましょう。
短所を伝える際は、工夫して改善していることも伝えるとより好印象です。

・「看護観」
回答例:「私は、忙しさの中でも患者と関わる時間を大切にし、寄り添うことを大切にしたいと思っております。日々業務に追われる中で、看護師に声をかけにくいから痛み等を我慢するとおっしゃる方も少なくありません。自身で感じる違和感などを伝えていただくことが、疼痛緩和や異常の早期発見にも繋がるため、話しかけやすい雰囲気をつくり、寄り添っていくことに気を配っています。」
→ポイント:看護観とは、仕事をする中で「大切にしていること」「信念」のことを言います。こちらは、自分の体験を織り交ぜて伝えましょう。また、希望の法人の理念も織り交ぜるのがベストです。

・「仕事をする中で印象に残ったエピソード」
回答例:「ナースコールがなって患者にお話を伺った際、「約3時間前から痛みがあり、我慢していたがもう限界でした、忙しいのにごめんなさい。」と伝えられたことです。その日は確かにOPEと入院が重なり、病棟内でもあわただしくしていました。患者からは声をかけにくい雰囲気になってしまっていたことを自覚できず、反省しました。この体験から、忙しくても、いつでも声をかけやすい看護師でいるように心がけております。」
→ポイント:エピソード体験から「どう考え何を大切に仕事をしているか」「何を意識し仕事をするようになったか」を伝えましょう。

・「看護師を目指したきっかけ」
回答例:「母が看護師だったことと、入院した経験が看護師を目指したきっかけです。私は中学生のころ、入院したことがあります。盲腸で3日ほどの入院でしたが、中学生ということもあり、非常に心細く、不安が大きかったです。そんな時、当時の看護師さんが寄り添ってくれたことで、不安が軽減した経験があります。私も患者に寄り添える看護師になりたいと思い、看護師を目指しました。」
→ポイント:自身の体験談などを具体的に盛り込みながら伝えましょう。給与など待遇についての話は避け、「手に職をつけられて、人の役に立ちたかった」などと伝えても良いです。

答えられると◎準備しておいたほうがよい質問・回答例

上記では、かなりの確率で聞かれる質問を取り挙げ、その回答例もご紹介してきました。
ここでは、頻度は低いけれど質問される可能性のある質問についてお伝えします。

・「希望した配属先に入れなかったらどうするか」
・「今後のキャリアプラン」
・「他から内定をもらってるか」

それでは、以下で回答例をご紹介いたします。このような質問の回答まで準備しておくと、自信を持って面接に挑めるでしょう。

・「希望した配属先に入れなかったらどうするか」
回答例:「希望した配属先でなかったとしても、御院への志望意欲に変わりはありません。今までの経験にプラスで新しい知見を吸収し、患者様の治療に貢献できる看護師になれるよう、尽力いたします。」
→ポイント:この質問では、飾らない回答を求められます。面接官は、診療科目の希望度や希望のない配属先でも働いていけるのかを知りたいので、上記のように素直に伝えしましょう。

・「今後のキャリアプラン」
回答例:「今後は、退院支援の分野でも知識を深め、将来訪問看護師として退院後の患者様のサポートもできる看護師になりたいです。今後より一層、超高齢社会になるにつれて、在宅看護の重要性は増すと考えております。だからこそ、私も在宅看護師として知識を深め、在宅看護に貢献したいです。」
→ポイント:こちらも飾らない回答を求められます。自分なりに考えた将来目指す看護師などを伝えましょう。認定看護師を取りたいや師長になりたいなども理由をつけながら伝えると◎です。

・「他から内定をもらっているか」
回答例:「他に1病院、選考中です。わたしの現在の意向は、御院が第一志望になりますので、もしご縁をいただけた際は入職させていただきたく存じます。」
→ポイント:もし面接をしている法人が第一志望であれば、そのまま上記のように正直にお伝えしましょう。
選考中の法人との違いや特徴を比較して、なぜ第一志望なのかも答えられると、より好印象となり、高く評価してもらいやすくなります。

【予想外でも安心】看護師の転職面接で聞かれるイレギュラーな質問の事例とその対処法を解説

今までよく聞かれる質問事項をご紹介してきましたが、看護師の転職面接では予想していなかったイレギュラーな質問をされる場合もあります。

そういったイレギュラーな質問にも臨機応変に対応できるよう、面接前に今までの経験の棚卸をしておきましょう。

以下で、私が実際にされたイレギュラーな質問をご紹介します。

看護師の転職面接でされるイレギュラーな質問例

私が転職活動をした際にされたイレギュラーな質問と答え方のポイントをご紹介します。

「仕事は1人で進めたい派か、チームで進めたい派か」
→面接官は、チームワークを大切にできるかを見ています。医療現場は常にチームで回しているので、自身の体験からチームで進めることの大切さを伝えると良いでしょう。

「運はいいですか」
→もし運が悪いと回答したとしても、その状況からどういう対策を取っているのか、どう打開しているかを答えられると良いでしょう。

イレギュラーな質問をされた時の対処法

イレギュラーな質問をされた際の効果的な対処法は、まず慌てないことです。焦って答えるのではなく、「それはですね。。」などの繋ぎ言葉を利用し、頭を整理する時間を作りましょう。

ポイント:自身のこれまでの経験から、印象に残っている・成長を感じたエピソードを2つほど用意しておくと良いですね。イレギュラーな質問であっても、その体験を軸に具体的な例を挙げて答えられるので、面接官にも好印象です。

看護師の転職面接で良い回答をするために押さえておきたいポイント4選

これまでは面接時の質問項目についてご紹介しました。
とはいえ、「面接はがちがちに緊張してちゃんと答えられるか心配」「どんなふうに答えたらよいのか分からない」と面接自体が苦手な方も多いです。
私自身、面接は大の苦手でしたが、以下4つのポイントを意識するだけで、自分のペースで回答できるようになりました。

  • 面接は会話のキャッチボールであることを認識する

  • ポジティブな返答を意識する

  • つじつまの合った返答をする

  • 簡潔明瞭な返答を徹底する

この4つを意識して面接練習をすることで、面接が楽しくなります。
下記で、具体的な内容を解説しますね。

面接は会話のキャッチボールであることを認識する
面接は、いわば法人と自分の条件面・価値観のすり合わせの場です。
法人の価値観と自分の価値観が合っているのか、面接を通して採用担当者も知りたいと思ってます。

マッチングアプリでも、初めて合う相手を恋愛対象として見れるか自分も見極めますよね。
面接を受ける側も本当にこの法人で良いのか確認するんだと意識すると、面接で自然な会話ができますよ。

ポジティブな返答を意識する
ネガティブな発言は、面接官に悪い印象を残してしまいます。
なるべくポジティブな返答を意識しましょう。
例えば、以下のようなネガティブな質問でも、回答例のようにポジティブな回答を心掛けましょう。
「3年間ブランクがあるけど大丈夫か」
→「はい、問題ございません。ブランクの前は、総合病院で〇年勤めており、看護技術も習得しております。また、昔から部活動もしており、体力にも自信があります。御院でも今までの経験を生かして早く活躍できるよう、精進いたします。」
ポイント:ブランクはあるけれど、医療現場に貢献していきたいとポジティブに伝えていくと◎です。また、堂々と自信を持って伝えることも大切です。

つじつまの合った返答をする
転職理由と志望動機のつじつまが合わず、一貫性のない回答をすると、不採用になる可能性が高まります。一貫性を保つには、自分の「転職の軸」を意識して話すことがポイントです。

簡潔明瞭な返答を徹底する
必ず、結論から伝えましょう。
最初に「○○です、なぜならば」とそのあとに理由をつけると、何を伝えたいのかわかりやすくなります。また、簡潔に要点をまとめて伝えることが大切です。話が長くなると、結局何を言いたいのか、何が大事なのかが不明瞭になるからです。これが会話のキャッチボールである面接の場で非常に重要です。

【看護師転職】面接日までに準備すること

面接当日に何が必要なのか不安になりますよね。
以下では、面接当日に持参する基本的な持ち物をピックアップしているので、チェックしながら準備すると良いでしょう。

また、当日に準備をすると焦って忘れ物をする可能性もあるため、前日までに余裕をもって準備しておきましょう。

面接当日持っていく物リスト


面接当日持っていくものは、基本的に以下の6点です。

  • 履歴書

  • 職務経歴書

  • 看護師免許証コピー

  • メモ帳、ペン

  • マスク

  • スマホ

(法人へ提出するもの)履歴書と職務経歴書、看護師免許証は、事前に法人へ確認しておくと安心です。
過去に(コロナ後)、マスクをしてこなかったことで不合格になってしまった看護師がいたので、マスクは着用しておきましょう。
面接時、法人の話を聞く際にメモをとる姿を見せることで、面接官に好印象を残せます。スマホは緊急時の連絡や、会場までのアクセスを調べるのにも必要なので、忘れずに持っていきましょう。バッテリーが不安な人は、充電器も一緒に持っていくと安心です。

意識するべき服装・身だしなみ



黒、紺、グレー、ベージュなどの落ち着いた色のスーツが妥当です。シャツは白色が基本で、柄や派手な色は避けましょう。スカート丈は膝下がベストです。

肩より長い髪は結い、金髪や赤、青などの派手な髪色は、黒や茶髪などの落ち着いた色に染めましょう。

シワや汚れなどは案外目立つものです。清潔感のある印象を与えるためにも、クリーニングに出してきれいにしておきましょう。面接では話す内容も大事ですが、見た目や声のトーンによる第一印象が非常に重要です。きちんとした身だしなみを整えて、万全な態勢で面接に臨みましょう。

当日の移動方法・アクセス


当日は、5分前を目途に受付を済ませるのがマナーです。
時間に遅れないように、乗る電車の時刻や当日のルートを調べておきましょう。
忙しい中面接の時間を取ってもらっているので、遅刻は失礼に当たります。
道路の込み具合や電車の遅延なども想定し、余裕を持ったスケジュールで遅刻しないようにしましょう。

面接を受ける病院・施設の情報収集


面接を受ける病院のホームページは事前に熟読しておくことが大切です。
経営方針や理念を事前に把握しておくことで、質問の回答もしやすくなります。
面接官は、どのくらい病院・施設に興味があるのか知りたいため、
「力をいれている診療科目」、「病棟の特徴」、「看護師の配属先」等も知っておくと好印象です。

知っておきたい!看護師の転職面接のマナー

面接の場では、話す内容以外も配慮することが基本的なマナーです。

これが身についていないと、「入職後に患者やその家族、周りの医療従事者とうまく信頼関係が構築できないのではないか」と、面接官に懸念要素を与えてしまいかねません。

以下、面接を受ける際の基本的なマナーをお伝えしますので、目を通しておきましょう。

面接場所への到着時間は何分前がいいの?


面接時間の15分前には到着しましょう。
前述したとおり、法人は貴重な時間を割いて面接してくれているため、遅刻は厳禁です。

余裕のある時は、1時間前に到着し場所を確認した後、近くのカフェなどで過ごし、時間が近づいてきたら現地へ向かうのがおすすめです。最寄り駅まで着いて、なおかつ場所も確認していれば、遅延や迷う心配がなくなります。面接前にカフェで回答内容を振り返る時間を確保することで、精神的にもゆとりができるでしょう。

面接会場への入室時のマナー・注意ポイント

面接会場へ入室する際のマナーや注意ポイントを解説します。以下は、知らず知らずのうちに間違えている人が多いマナー・注意点なので、改めて確認しましょう。面接会場に着いた時から、見られている意識を持つことが大切です。

  • コートは建物に入る前に脱ぐことがマナー。脱いだコートは、裏返しにして持っておく。

  • 室内に入る際、扉のノックは3回まで入室後、着席を誘導されるまでは座らない

面接中のマナー・注意ポイント


面接中の仕草や話し方についてのマナーやポイントを解説します。面接中は緊張してしまい、いつもより声が小さくなり、日常ではやらないことをやってしまいがちです。面接官は、話す内容の他に人柄も把握したいため、面接時の対応も重要です。
以下は、特に意識して実施していきましょう。

  • 面接中は、常に相手の目を見る。

  • 常に笑顔を意識して話す。

  • 面接官の話に相槌を多く打つ。

  • 話す際は、はっきりと相手にしっかり聞こえる音量で話す。

面接会場からの退室時のマナー・注意ポイント


病院・施設の敷地を出るまでが面接です。面接終了後も行動を見られていることを意識しましょう。退出時も、知らず知らずのうちにマナーを間違えている人が多いため、注意ポイントをまとめました。以下4点も確認しましょう。

  • 面接終了後、椅子から立ち上がりその場で本日のお礼を伝える。
    (例:「本日はお忙しい中、面接の場を設けていただきありがとうございました。」)

  • 部屋から退出時、「失礼いたしました。」と面接官へお辞儀をし退出する。

  • ドアが勢いよく閉まらないよう最後までゆっくり閉める。

  • コートは病院・施設の玄関を出てから着用する。

【看護師のキャリアアドバイザーが語る】合格サインとは?

面接終了後は、安堵感と合格したのかという不安な気持ちが入り混じった複雑な気持ちになりますよね。
ここでは、受かる可能性を上げるために「受かる人・不採用になる人の共通点」、面接後に少しでも安心できるよう、合格サインを解説します。面接で受かる人・落ちる人の特徴を事前にしっかり把握しておくと、質問への回答でリカバリーしやすくなりますよ。

受かる人の共通点

面接に受かりやすい人の共通点は、やはりあるものです。
以下、3点が共通しているのでご紹介します。

  • 志望動機が明確であり、面接を受ける法人へ意欲が伝わっている

  • 面接での質疑応答が簡潔・明瞭

  • 面接以外のやり取りでもコミュニケーションを大切にしている

志望動機が明確であり、面接を受ける法人への意欲が伝わっている
→志望理由が明確で説得力があると、面接官にも転職意欲が高いと伝わります。
「この人はウチのことをしっかり理解し、本人のニーズにも当てはまっている。長期的に働いてくれそうだ」と面接官が納得できるため、受かりやすいです。

面接での質疑応答が簡潔・明瞭
→質問に対し、結論から簡潔に回答すると、面接官に非常に好印象です。
看護師はどの場面でもコミュニケーション能力が必要になります。患者や家族、医療従事者とのコミュニケーションが問題なく、戦力になると判断されます。

面接以外のやり取りでもコミュニケーションを大切にしている
→面接官は、応募者の人間性を見定めるため、面接当日の行動やコミュニケーションの取り方を見ています。看護師は、人との関わりが避けられない仕事なので、人と信頼関係を築くことが重要な職種です。信頼関係は、仕事上の関わり以外でも構築していくものなので、選考段階からコミュニケーション能力が高い応募者は合格になる可能性が高いです。

不採用になる人の共通点

不採用になる人の共通点は、以下の6点が挙げられます。

  • 基本的なマナーが身についていない

  • 質問に対する回答がずれている

  • 法人について調べていない

  • 職場に求める条件が多すぎる

  • 前職の退職理由がネガティブ

以上の共通点について、なぜ不採用になるのかを下記で解説します。
理由を理解したうえで面接対策をし、合格を勝ち取りましょう。

基本的なマナーが身についていない
→看護師は、患者やその家族、周りの医療スタッフとも密に接する必要があります。時間を守れない、言葉遣いや態度が悪いといったマナーが身についてないと、相手が不快な思いをしてしまいます。最悪の場合、医療を適切に提供できないリスクも高まってしまいます。そのため、「基本的なマナーが身についてない」と判断された場合、不採用になる可能性があるため注意しましょう。

質問に対する回答がずれている
→看護師はコミュニケーション能力を求められる職種です。面接官の意図する質問の回答と自身の回答がずれていると、適切なコミュニケーションが取れない人だと判断されてしまいます。
また、面接官が応募者を正確に理解することも難しくなります。。
緊張で言葉が詰まってしまうと思いますが、気持ちを切り替えて端的・明瞭に答えるように心がけましょう。

法人について調べていない
→面接官は、応募者の志望意欲・熱意の高さも知りたいと思ってます。法人について詳しく回答できる応募者は、「ウチのことを理解した上で応募したんだ」と志望度が高い人だと評価されます。
逆に、応募先にはない業務や部署についての質問や、志望動機が曖昧だと「情報収集不足」として志望度が低いと判断される可能性が高いです。
面接を受ける際は、法人の理念や病床数、診療科目などを詳しく調べておきましょう。

職場に求める条件が多すぎる
→「給与は○○以上」「休みは〇日以上」「業務はこれ以外はしたくない」など、法人に対する要求が多いと、戦力として不適切だと判断されます。同じような経歴の看護師が複数人応募していれば、柔軟に勤務できる看護師を採用したいと思うのが面接官の本音です。やむを得ない事情でなければ、必要最低限の条件や要望のみを伝えるにとどめておくのがベストです。

前職の退職理由がネガティブ
→退職理由について面接官が質問する理由は、「入職後に早期退職してしまわないか」を見定めるためです。
「人間関係が悪かった」「上司と馬が合わなかった」などの理由だと、「採用しても同じ理由で早くやめてしまわないか」とマイナスイメージを持たれてしまうリスクがあります。退職理由については、できるだけポジティブに言い換えましょう。

これは合格!?合格サインとは

面接官が合格者に見せるサインとして、以下の3点が挙げられます。

  • 入職後の説明がある

  • 面接の時間が長い

  • 面接官がメモをとる量が多い

私が看護師として転職活動をしてきた経験や、看護師特化の人材会社に勤めていた経験から、このような傾向があります。これらが必ずしも合格サインと言えるかは断言できませんが、1つの参考にしてみてください。また、なぜこれらが合格サインである可能性が高いのか、以下で理由をお伝えします。

入職後の説明がある
→「入職後の配属希望先はありますか」など入職後の質問があるのは、合格の可能性が高いからです。採用しない応募者に対して、わざわざ入職後の話をする必要はないです。

面接時間が長い
→面接官は、採用したいと考えてない人に時間を割こうとはしません。その時間で他の作業に着手できるからです。そのことを踏まえると、「面接時間が長い=応募者に興味がある」と捉えられます。また、面接時間が長ければその分多くの質問をされ、合格にするか判断していきます。
以上の理由から、面接時間が長いと合格の可能性があると考えて良いでしょう。

面接官がメモをとる量が多い
→こちらも応募者に興味があることから表れる行動と言えるでしょう。面接官は、面接後の採用会議で人事部や現場の看護部と相談して、応募者の最終的な合否を決めていきます。その際にメモを参照して会議をすることが多いので、採用しない応募者のメモを多く取ることは極めて低いと言えるでしょう。

【看護師転職】面接でのポイントを押さえ、内定を勝ち取ろう!

最初にお伝えした通り、看護師の転職活動は面接が最重要ポイントです。面接で聞かれる質問の回答をしっかり準備しておくこと、面接時の身だしなみやマナーも身につけることで、採用担当者へ好印象を与えることができます。合格を勝ち取るために、必ず以下の3点はしっかり意識しましょう。

  • よくある質問事項等の回答を準備・練習

  • 面接を受ける法人のHPを熟読、法人について調べる

  • 面接前~面接後の身だしなみやマナーに注意

繰り返しになりますが、面接は事前準備が一番大切です。
本記事でのポイントを押さえ、万全な準備を整えましょう。
ただ、自分で考えて準備したことで本当に大丈夫か不安になる方もいると思います。
看護師転職に特化したエージェントでは、プロのキャリアアドバイザーへ無料で相談できます。不安が強い方や効率的に転職活動を進めたい方にはエージェントの利用がおすすめです。
せっかく面接の機会を取ってもらうので、自分の理想の職場から内定を勝ち取れるように行動していきましょう!


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