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私?

なんか自分で文章を書いてみたくて始めた。
日記です。ただの。考えてることを書くだけ。
魅力的な文章は書けません。それ以前に誰か読んでくれる人が居るのかって話だけど。

今私の頭の裏側にはずっと「怪物」がこびりついてる。映画の、「怪物」。
あんな映画初めてだったな、あの世界から離れたくなかった、終わってほしくなかった。
世の中ではクイア・パルム賞がどうちゃらとかなってるし、私の友達も言及してたんだけど、正直どうでもいい。
ひとつ私も言及するならば、あの映画のつくりや監督のスタンスは、すごくナチュラルというかフラットなものに見えました。なんかこのnoteどれくらいの人に公開されるのかとか分かんないから、一応ネタバレには気をつけて話すと、本人たち(子供達)が抱えるものへの繋がりがすごくフラットで、一つの生活として観ることができた、私は。あの構成にすることで、「(その抱えるものが)生活の一部である」ということが伝わりやすかったんじゃないかなと。そう思います。監督のスタンスに関しても、批判されてるところもあったけど、私は別に批判すべきことじゃないと思う。寧ろ毅然としてて、監督の方がフラットな目線で捉えられているんじゃないかと感じた。
まあ何も詳しくないから分かんないけどね。

客観的な話は終わりにして、自分が思ったこと、思い出したこと、もやもやしてることをここからは吐き出します。多分ネタバレ不可避だから嫌な人は見ないでね、絶対。、

まず、私はみなとくんとよりくん二人の関係性がすごく羨ましかった。お互い求め合っていて、一緒に真っ直ぐに楽しめて、ありのままでぶつかれる。そんな二人が羨ましくて羨ましくて、涙が出るぐらい。私も花の話とかしたいし、宇宙の話とかしたいし、しゅっぱーつとか言いたい。みんなそんな心持ってないのかな、私だけなのかな、こんなに心から求めてるの。
いいなあ、二人。

あと、子供の頃の同性に対するドキドキと罪悪感みたいなものは、私も経験があった。
その子は私に対して距離が近く、手を繋いだりとかしてくる子だった。あと何故かいつも耳元で話してくる。なんなんだろう?これはいいのかな?という気持ちもちょっとあったけど、それ以上に、なんかくすぐったくて、嬉しくて、心地良くて、ドキドキしてた。
いつの間にかその子は私の中で大事な存在になっていたらしく、その子が先生に怒られてた時に、「◯◯は悪くない!!!!◯◯は悪くない!!!!」って大泣きしながら先生に反抗したのを今でも覚えてる。なんで怒られてたんだっけ。水道の蛇口戻さなかったからとかかな。
その時あの子はどんな気持ちだったんだろう。いつもどんな風に考えて私と接してたんだろう。
なんか嬉しかったなぁ、多分一生忘れないんだと思う。「怪物」も含めて。

あと、ものごとっていうのは何重にも重なってるんだなとも思った。本当の原因に辿り着くのは難しい。一枚一枚剥がしていかなきゃいけないんだもん。

総じて、「怪物」観てよかったな。自分はあの世界には入れないんだ、あの二人みたいにはなれないんだ、という苦しさは残るけど。これも一つの経験なのかしら。

あーあ、誰かいないかなぁ!!!!

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