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愛を感じて

愛されてるなぁ、初めて感じた。

夏休みに1ヶ月ほど実家に帰省してゆっくり過ごした。
すごくありきたりで陳腐な言い方になるが、今までの「当たり前」の素晴らしさとありがたみをひしひしと感じた。
自分のためにご飯を作ってくれる、
自分のために洗濯物を回してくれて干してくれる、
自分のために食器を洗ってくれる、片付けてくれる、
自分のために汗をかいて稼いだお金を使って物を買ってくれる、
行動の端々に、その、「自分/私のため」を感じて、ありがたくもあり、なんか、辛かった。なんでなんだろう。
それと同時にこの人達もいずれ死ぬんだ、という気持ちも生まれた。
死を意識して失うのが怖くなったから辛くなったのかな。
人が自分を愛してくれていて、それに応えられないという意識から辛くなってるのかな。
不器用な自分を恨む。恨む。恨む。
この辛い気持ちはずっと変わらないのかな。
ママが死んじゃったらどうしよう。嫌だ。無理。
悲しい。悲しくなる。すごく、すごく、言いようもない悲しみが押し寄せてくる。

涙、出ちゃえばいいのに。

どうもならないこの気持ちを抱えて、時に、見ないふりをしてこれからも生きていく。
生きることが、愛に応えるための、私に出来る手段だと思うから。。

ごめんね、ママ。

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