マガジンのカバー画像

幼少~小学時代

28
幼少~小学時代の記憶に残る日常生活を綴ります。
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

ホーム新聞

ここに昭和35年3月24日に発行された新聞がある。 高校で新聞部に所属した一番上の姉が、「家庭新聞」も発行したいと考えたのだろう。記憶では確か、この画期的な発案の他にも、「月一回、家族全員の話し合いもしよう」ということになり、親父も参加した。しかし、新聞も話し合いも一回きりで、その後続かなかったと思う。この「ホーム新聞」は、僕が社会人になって随分してから、編集部長の姉がコピーして送ってくれたものだ。 姉は学業成績が良かったので、僕が高校に入ると、「君はあれの弟か? 姉さん

そろばん教室でのいたずら

小学3年の時だったろうか、南が丘の公園にあった公民館でそろばん教室が開かれているのを知り、母に頼んで行かせてもらったことがある。週1回だったと思う。 行ってみると、既にたくさんの子供たちが座っていた。僕はなにせ初めてのそろばんなので10級からスタートしたのだが、その日のうちに8級になり、ひと月のうちに6級まで進んだ。母の財布の具合を気遣って二月程で止めることにしたが、パチパチ指を動かすのは楽しかったし、みんながそろばんを弾く音も好きだった。 そんな楽しい時間を過ごしたある

しょ〇〇だんご

僕の愛した南が丘の海はこんな感じだ。右の方向はキャンプをしたコムケ湖やサロマ湖方面で、晴れた日は、崖の上から眺めると、遠くに知床の陰がうっすら見えた。今回は図の①海水浴場にまつわる思い出。 ■水泳の時間 小学校にはプールはなかった。今もないと思う。何しろ寒いから。運動会の時でさえ、寒くて震えていた時があったくらいだ。よって、プールの時間はなかったが、確か小学3,4年の頃に1,2度だけ海水浴場に授業として行ったことがあった気がする。 遊泳できたのは気温25度以上の時だった

岩場でオオカミ魚

潮が引くと現れる岩場は、特に夏の間は子供たちのいい遊び場だった。岩場にできる大小さまざまな水たまりには小魚が泳いでいた。時には逃げ遅れた少し大き目の魚を見つけることもあったが、それでも捕まえるのは容易ではない。 水たまりの中には腰までの深さの所もあった。底の様子が分からないので入るには少し勇気がいたが、それでも入って、恐る恐る底の様子を足で探っていくと、幾つかウニを見つけることがあった。1個か2個でも大収穫だ。 岩場での釣りには竹竿を担いで行った。餌は岩場にくっついている