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だいじょうぶ。強い決意なんていらないから。

「自分のことを好きでいたい」

誰しもが、心の奥底では、
そう思っているのではないだろうか。

もちろん、ぼくもその一人だ。

そんな当たり前のことなのだが、
最近、改めてこの思いを強くした。

きっかけは、ゴルフ漫画
『オーイ!とんぼ』だ。

鹿児島のトカラ諸島に住む
女の子「とんぼ」と
そこに移り住んだ
元プロゴルファー「イガイガ」
ひょんなことから、とんぼに
ゴルフを教えることになる。

そんな二人が、ゴルフを通じて
共に成長する姿を描く、
それが、『オーイ!とんぼ』だ

そして、今回、ぼくが改めて、

「自分のことを好きでいたい」

そう考えさせられたのは、
イガイガのこのセリフ。

タイでのプロテストに
挑戦することになったイガイガ。
ここが勝負どころという時、
悩んだイガイガは選んだのは、
安全策とはほど遠い、
リスクを背負った一打。

読んだ瞬間、グサリときた。

そう、人間には勝負の時がある。
その時、安全策を取るという方法もある。
大怪我を避けるためだ。

でも、そればかりじゃ、
勝負になんて勝てるはずがない。

安全策を取ったからと、
自分をなだめることはできるだろう。

でも、そんな自分を好きでいられるか、
そう問われたら、答えはNoだ。

勝負しなかった自分、
大怪我しないように退いた自分
そんな自分のことは
絶対に好きになれない。

だから、ぼくも、もう退かない。
自分を好きでいるために、前に出よう。

改めて、そんな思いを強くした。
そして、いつもなら遠慮してしまって、
ほとんど自分を出すことなく過ぎてしまう、
「ある方」との関係を、

今日こそは

そう決意を固めて、
いざ本番を向かえたその結果は、

というと、残念ながら、
全く改善しなかった。

強い気持ちで臨んだけれど、
いつものように完全に
相手のペースに飲み込まれ、
退いているばかりだった。

だから、正直、落ち込んだ。
どんなに決意が強くても、
ぼくには「退かない」なんて
ことはできないのかと。

ただ、つい先日、
不思議なことが起きた。

いつものように「あの方」と
話しているときのこと。
いつも通りの質問攻めが始まった。

これこれを説明せい、
それは、こういうことじゃないのか、
お前の言っていることは、
本当に正しいのか、云々

あっ、また始まったな、
これはいつものハマるパターンだな、

そう思いつつも、
なぜか、一歩、
自然と「あの方」に近づけた。

そして、なぜか、
自然と言葉が出た。

いつもだったら、
だんだんとシドロモドロに
なるところ。

決して全てが滑らかだったとは言えない。
ただ、これまでの自分と比べたら、
びっくりするほど自然に話せたのだ。

力むこともなく、
いいところを見せようとか、
逆に自分を卑下することもなく、
そのままの自分だった。

開き直った、
というのも、なにか違う。
そんな気持ちは、どこにもなかった。

ただ本当に自然だったのだ。

ぼくの中でなにが起きたのか。

イガイガのセリフに感動して、
決意も新たに臨んだ時から、
時間が経ったわけじゃない。

考えを巡らしてみると、
一つ、思い当たる節があった。

それが、ここ最近、ぼくが書いている

「自分の感じていることを感じる」

そのおかげで、安心して
一歩前に出ることができる。
自分は自分でだいじょうぶ。
信じるものを、思うがままに
やってもだいじょうぶ。

そんな変化がぼくに起こっている。
これは前の記事で書いた。

だから、なのだろう。

今のぼくは、結構、自分が好きだ。

いろんな時があって、
でっぱったり、へこんだりするけれど、
総じて、ぼくは、ぼくのことを、
結構、愛すべきやつだと思っている。

だから自然でいられたと思うのだ。

そのままの自分で、だいじょうぶ、
そう、心の底から思えているから、
力むこともなく、
大きく見せようとか、
縮こまったりすることもなかった。

まるで何事でもないように、
振る舞えたのだ。

それじゃあ、ひるがえって、
イガイガはどうなのか。

ここで退いたら
オレはオレを好きでいられない。

そう言って、
リスクを負う決断をしたのは、
これまで、勝負どころで退いてきた
嫌いな自分を、好きになるため?

いや、きっとそれだけではないのだろう。

イガイガだって、もう自分を好きなのだ。

当初は名前の通り、イガイガと、
周りに尖ってばかりいた彼。

でも、今は、もう違う。

とんぼに慕われ、周囲の人に頼られ、
そして、一度は捨てた大好きなゴルフに、
もう一度、正面から取り組んでいる。

そんな自分を、きっと彼はもう好きなのだ。

だから、勝負どころで踏み出せるのだ。

改めて思う。

自分のことを好きでいたい。
そうすれば、この先もずっとずっと
もっともっと自分のことを好きになる。

だから一歩を踏み出せる。
踏み出せるから、次の一歩が続いていく。

そんな、毎日を送りたい、
改めてそう思うのだ。

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