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24.4.11株価リスク3要因 為替介入/中東リスク/中国景況感

為替153円台 為替介入の節目突破

 4/10米CPI結果を受けたインフレ再燃に伴い、米利下げが後ズレとの思惑が錯綜し円安を一気に加速させました。
 本日(4/11)は米卸売物価指数(PPI)がリリースされました。前月比減につき、インフレ再燃が一旦、落ち着き、株価は小さい続落となりました。次回の経済指標が注視されます。

為替153円/ドル台へ 為替介入に警戒
インフレ再燃の本格化⁈

中東紛争 イスラエルのラファ侵攻の強硬姿勢

 イスラエルは米国の制止も効かず地上戦を決行する意欲を示しました。戦争再開が危惧されます。ラマダン明けにつき戦闘を妨げるものはなくなり、非常に危険な状況です。特にイランは大使館を爆破されたためイスラエル向け報復は必至です。中東情勢は混迷を極めます。
 原油&金価格を地上戦リスクのバロメーターに戦況変化をウォッチしていきます。

チャイナリスク 経済指標好転も警戒

 経済指標よりも不動産リスクが警戒されています。GDP3割を占める不動産市場は経済活動の要です。米中対立を優先して最先端事業に特化した国策が不動産市況のテコ入れを先送りさせ、不動産市況の低迷を長期化させます。
 上値が重い香港ハンセン指数が不動産の見通しの悪さを裏付けています。

月足 香港ハンセン指数 上昇継続するか⁈

 一方で脱中国が製造拠点の日本回帰を加速させ、新たな経済圏&供給網が構築されつつあります。 
 ラピダス(北海道)&TSMC誘致(熊本)が二大拠点として国策の追い風を受けて半導体事業を跳躍させます。加えてAI向け大量な電力を賄うインフラ整備も急ピッチで進み、メイドインジャパンの復活が期待されます。

台東区リバーサイドスポーツセンター

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