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24.6.24株価トレンド 収益構造の変化と為替に注視6/24円⇨6/28ドル⇨6/30ユーロ

160円/ドル 為替介入ラインvs米監視リスト

 米景気の堅調さを受けてドル高一強が再燃しました。一方でEUは仏の政局不安、極右台頭を警戒し、6/30選挙の行方に注目が集まります。日本は本日(6/24)日銀の主な意見が公開されます。株価の横ばいは国債買いの減額ペースに加えて利上げシナリオの不透明感に依ります。米国から為替介入に対して横やりも入りました。悪材料の出尽くし、底入れからの株高を期待します。

円安が加速
円高シナリオの見通し外れで円安の長期化

令和の事業戦略 協働&提携⇨事業の選択&集中の徹底

 様々な分野で既存の事業戦略が岐路に立たされ変革が進行しています。想定外な外部環境(VUCA)を巻き込んだグローバル化に伴い、社会的な課題の解決を事業の柱に据えた持続的な成長モデルを画策しています。特に少子高齢化を要因とする人手不足、AI旋風のイノベーション(収益構造の変化)、そして異常気象の脅威に備えたSDGs事業(脱炭素)は喫緊の課題です。 
 音楽や芸術など文化面においても変化が起きています。コロナ禍の巣ごもりを経てネット社会を取り入れたビジネス活動に活路を見出し、国籍&世代を超えた顧客開拓のボーダレス化が進んでいます。

〜主な事例〜
・雇用創出の賃上げ代案に福利厚生の充実化
⇨家事代行(ベアーズ)、ランチ補助金、アルム
  内採用(出戻り即戦力>裏切りの意識変化)

・J-Popのアニメ&SNS介した韓国進出
⇨YOASOBI/羊文学など海外展開の足がかり

・脱中国化に向けた日本の半導体量産化
⇨北海道ラピダス&熊本TSMC 新経済圏の布石

・AI時代を見据えたIT&サービス業へ集中/転換
⇨日立の事業売却、味の素の半導体の素材開発

会計思考力に基づく銘柄選定

 企業研究の肝となる定性分析、今後は財務諸表(P/L,B/S,CF)は収益構造の理解に努めつつ、強み(稼ぐ力)を突き止め、持続的な成長可否を見定めていきます。急成長する企業は買収に基づく事業拡大と収益力(稼ぐ力)の強化を徹底しています。例えばGAFAです。無形固定資産の増加は買収を意味し、売上高営業利益率(稼ぐ力)の増加は、景気減速と中央銀行の利下げの並走する過渡期の不況時の強みになります。これまでの株スクと揶揄された安定株主(取引先)の政策保有株の買い増しを辞めて、逆に売った売却益を元手に先行投資(設備投資/賃上げ/株主還元)を行い、未来の成長のコアとなる事業を種まきし、軌道に乗ったタイミングで回収していく企業は魅力的です。加えて中期経営計画が国策を追い風に展開されていれば将来性が現実味を帯びてきます。

B/S
有形固定資産(倉庫/店舗/データセンター)
無形固定資産(のれん(買収)/ライセンス)
流動負債(前受金)

P/L
売上高(受託販売の手数料)
売上原価(仕入(在庫リスク))
販管費(顧客獲得/人件費)
売上高営業利益率(稼ぐ力/ROE>10/PBR>1)

CF
FCF>0の財務安定性(営業CFvs投資CF)
営業CF増加(株報酬/前受金(キャッシュ先行型))
投資CF増加(先行投資⇨持続的な成長に期待)

📕引用元:決算書の比較図鑑より抜粋&加工

国策
デフレ完全脱却のための総合経済対策~日本経済の新たなステージにむけて~
内閣府HPより抜粋
https://www5.cao.go.jp/keizai1/keizaitaisaku/keizaitaisaku.html

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