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24.6.28グロース銘柄に妙味 海外勢の買越に伴い市場の底入れ期待

グロース市場 海外投資家 2週連続の買越

 日本市場は上値の重い展開が続いています。要因に海外投資家の売越があります。明るい光明はグロース株は2週連続の買越です。グロース市場の底入れが期待されます。

日本株 海外投資家 5週連続 売越
グロース市場 底入れ反転

 グロース株の6銘柄を選定しました。
選定要件は以下3点です。売買のタイミングは週足チャートを手がかりに見定めます。

・10%≦増収増益
・10%≦売上高営業利益率
・オーナー企業
*EPSと成長率を踏まえた割安なPER
(増益率(%)10:PER10前後、20:PER15前後)

黄色:グロース株(20%≦増収増益)

6月株主総会 個別株のカタリスト

 昨日(6/27)は株主総会のピークでした。今年の傾向が明るみになりました。取引先との持ち合い株の売却により安定株主が減り、アクティビストの株主提案が力を持ち、企業価値向上と事業戦略が重要視されます。

ガバナンス強化(人材の多様性/規律/浄化)
⇨不祥事/取締役選任/多様性/独立性

資本効率の向上(1<PBR、10%≦ROE)
⇨保有株の売却益を投資(株主還元&先行投資)

 今後、グロース市場はTOPIX採用銘柄の候補になります。直近ではプライム市場に割高感が懸念され、大型株向け人気にも一服感があります。為替介入と日銀の利上げが警戒される市場において、海外投資家の買越は明るい兆しです。

キシダノミクス 海外勢に好感 政局リスク注視

7/7都議補欠選挙があります。9月の自民党総裁選の前哨戦になります。海外投資家はキシダノミクスを評価しています。岸田政権の存続は株式相場に追い風です。
 現に市場再編が進み、東証要請とも相まって株価を意識した経営が定着しつつあります。海外投資家の日本株に対する意識も変わりました。7月からの株式市場に注目です。

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