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23.10.29株価を意識した経営 東証の新たな要請が銘柄選定のヒント

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

 10/26東京証券取引所(以下、東証)は報告書*をリリースしました。

*報告書;
「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧表の公表等について

 報告書によると東証は2024年1月から株価上昇を目的とした企業の取組を毎月15日に開示します。
 注目点は投資家に好感された取組の公表です。企業研究時のチェックポイントとして有益です。2024年1月中にはリリースされる見込み、2月決算シーズンのチェック項目に活用できます。

資本コストや株価を意識した経営の
実現に向けた対応
https://www.jpx.co.jp/news/1020/bkk2ed0000000fe5-att/bkk2ed0000000fgt.pdf

 これまでの企業のPBR改善の主な取組は以下5点です。

・先行投資(成長投資/人的資本(賃上げ))
・株主還元の強化(配当増/優待新設)
・サステナビリティ対応(環境&供給網の整備)
・事業見直し(事業の選択&集中/M&A)
・持ち合い株の売却(取引先/親会社の株売却)

 来週(10/30)から本格的に日本企業の決算シーズンになります。
 IR情報から上記の取組状況を手がかりに企業研究を進めて有望株を掘り出していけたらと思います。

TOPIXにおける段階的ウエイト低減銘柄一覧

 流通株式時価総額100億円未満はTOPIXから除外されます。今後、大口(ETF/投資信託)からの購入を失うので株価下落が想定されます。
 銘柄選定時の懸案事項として留意していきます。

TOPIXにおける段階的ウエイト低減銘柄一覧https://www.jpx.co.jp/news/6030/jr4eth0000003hbq-att/TOPIX_re-evaluation_J.pdf

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